先日カンクンから「Merida メリダ」へ行ってきました。
メリダはカンクンがあるキンタナロー州から州を越えたユカタン州にあります。
ユカタン州で有名なのはチチェンイツァ遺跡やピンクレイクがありますが、ユカタン州の州都であるメリダも先住民(マヤ人)とスペイン人の歴史が入り混じった、歴史のある街です。
カンクンもマヤ文明の地域ですが、街としては歴史の浅いカンクンとは違い、
メリダの街の中心部はコロニアル調になっていて、昔ながらの天井の高い建物がカラフルに彩られ、街自体を見て回ったり、
市場に行けば、コロニアル調の街並みからは想像できない、精肉店にはパックに入ってないそのままのリアルなお肉たちやブタの顔が並んでたり、スパイスの匂いが混じり合った独特の香り、所狭しと並ぶ地元の野菜や果物が並ぶ活気あふれた地元の顔もあります。
どこを歩いても写真に収めたくなる、そんな街がメリダです。
メリダ自体は近年急成長して、街の開拓が進んでいます。
数年ぶりに行ったメリダですが、街の中心部から外れると、新しいショッピングモールがたくさん立ち並び、カンクンよりずっと都会になっていてびっくりしました。
そんなメリダへ、個人で行く方法を今回は書いていきます。
18年ほど前にバックパッカーでひとりでメキシコや中米を1年うろうろしていた時も同じ方法でカンクンからメリダへ行きました。
バックパッカーや女性の一人旅でも安全に行ける方法です。
以下記述するADOのバスチケットの買い方は、メキシコのどこのADOのターミナルでも一緒なので、カンクンーメリダ以外でも、メキシコシティ、オアハカなどでも同じようにバスチケットが購入することができます。
カンクンからメリダへはバスで行くのが一般的
メキシコは鉄道が発展しなかったので、中距離、長距離の主要な交通手段は『バス』になります。
メリダには空港もありますが、カンクンーメリダ間はバスで移動する人がほとんどです。
メキシコの大手バス会社は『ADO(アー・デー・オー)』
ADOはメキシコのどこへでもバス路線が網羅しているので、ADOのバスターミナルへ行けばほぼメキシコのどこへでも行けます。(といってもメキシコの国土は日本の約5倍!)
カンクンにあるADOバスターミナルの場所・行き方
カンクンにあるADOのバスターミナルはダウンタウン(セントロ)にあります。
グーグルマップで「Cancun ADO」を検索するとこんな感じ↓でたくさん出てきますが、
目指すターミナルは、Av.Uxmal(アベニーダ・ウシュマル)にあるこちらのバスターミナルです。↓
ダウンタウン(セントロ)にある日本人宿の「カサ吉田」さんや、「ロサス7」さんに泊まってる方なら歩いて行ける距離です。
ホテルゾーンに泊まってる方は、市内バスでダウンタウン(セントロ)まで安く出れますが、スーツケースを持って行く方は市内バスでADOのバスターミナルへ行くのはおすすめしません。
市内バスはスーツケースを置ける場所もありませんし、急発進急停止は普通なのでスーツケースを持っての市内バスでの移動は危険です。タクシーで行きましょう。
周辺にはすぐ近くにコンビニなどもあるので、飲み物やおやつも簡単に買えます。
メキシコ ADOバスチケットの買い方
メキシコのバス会社 ADOのサイトはこちら→ADO
見た限りではスペイン語だけのようですが、検索は簡単!
下のようなページが出るので、
左のオレンジで囲った ¿DONDE SALES? が(どこから出発?出発地)
右の緑で囲った ¿DONDE VAS? が(どこへ行く?目的地)
カンクンからメリダへ行く場合は、Cancun、そしてメリダのバスターミナルを選びます。
メリダにはいくつかバスターミナルがありますが、メインのターミナルは『Marida CAME』(カメ)でチケットを買いましょう。
普通にメリダ観光ならこのCAME(カメ)行きのチケットで大丈夫です。
ホテル Fiesta Americana Merida (フィエスタアメリカーナ・メリダ)に泊まる方は、ホテルの一番近いバスターミナルが便利です。
ADOのバスチケットはインターネットでも買えますが、バスターミナルの窓口でも購入できます。
通常のメリダ行きは本数も多いですが、行き先によっては本数の少ないバスもあり。
事前にADOのサイトでタイムスケジュールを確認するといいです。
バスの座席の空席状況も確認できるので、混んでるようだったらサイトから事前に購入するのが安心です。
サイトから買う場合もそうですが、窓口で買う場合も名前を聞かれます。日本人の名前は分かりにくいので、アルファベットで名前が書いてあるものを見せるとスムーズだと思います。
バスチケットにも名前が入ります。
下の写真のバーコードの上部分 NOMBRE(ノンブレ)が「名前」
上の丸印 ORIGEN(オリヘン)が「出発地」
DESTINO(デスティーノ)が「目的地」
右の丸印 ASIENTO(アシエント)は「席」の意味。
車内後方にトイレがあります。
※長距離バスのトイレは結構綺麗ですが、座席はあまりトイレの近くを選ばないのをおすすめします。
カンクンからメリダへ行くときの注意
カンクンからADOのバスでメリダへ行く場合、3時間ほどで「Valladorid(バジャドリ)」という街で途中停車(5~10分ほどの休憩)します。
メリダと間違えて下車しないようにしましょう。
ADOバスチケットを安く買う方法
昔はバスターミナルに「〇〇行き $---」と行き先と値段が掲示板にずらりと表示されてましたが、現在は日にちや時間によって値段の動きがあります。
メリダからカンクンは約4時間以上かかるので、早めに出るのがいいでしょう。
試しに2018年8月1日のメリダ行きの値段を検索したらこんな感じででました。(1週間ほど前に私がメリダ行ったときより安いわ!)
私は事前にADOのサイトでタイムスケジュールと大体の値段を把握して、そのままネットでチケットを購入しようかと思いましたが、結局当日窓口で購入しました。
すると、サイトで見ていたのより料金が高い?!
窓口で聞くと、「あぁ、ネットで見てたならそのまま予約購入したら良かったのに。ネットで買った方が安いのよ」
と教えてくれました。
なぬー!!
私も知りませんでしたが、窓口で買うよりネットで購入した方が安いそうです!
ADOのバスの中
右のバスでメリダへ行きました。
ちなみに左の赤いバスは、ちょうど出発するカンクン空港行きのバスです。
バスの運転手さんが両手を広げてるのは、メキシコ人の主人の知り合いが偶然知り合いだったようで、あいさつしてる瞬間。笑
車内は綺麗で快適です。
ただし、冷房がきついことも。
そうでもないときもあるけど、寒い時は凍えるほど寒いので羽織るもの必須です。特に日本人はメキシコ人や西洋人と比べて寒く感じるので注意。
私はカーディガンを持って行ったにも関わらず寒すぎて歯がガチガチなるほどで辛かったです!
運転席に近い前方座席はフロントガラスから入る太陽の光で全然寒くないこともあります。
なので、運転手さんは乗客が凍えてることを知らないことも。
寒すぎるときは、運転手さんに伝えたり、空いていたら前の方の座席に移るのも手段です。