カンクンから南へ約2時間、トゥルム遺跡へ久しぶりに行ってきました。
トゥルム遺跡はその名前「Tulumトゥルム」という町にあり、ここ数年とても成長を続けている街でもあります。
ヒッピー系からお金持ち系まで外国人が目をつけて発展してき、のんびりゆるやかな雰囲気を保ちつつ、おしゃれでセンスのいいカフェやラグジュアリーな不動産が急速に増え、それに元々あったマヤカルチャーもミックスされて、ザ・リゾート地的カンクンとはまた全然違った雰囲気を持ちます。
今や、トゥルム空港やTren Maya(マヤ鉄道)の建設でこれからの変化も見逃せませんね。
日本人にはあまり知られてないので穴場ですが、地元民や外国人には人気で賑わってます。
私がカンクンガイド時代だったはまだセノーテ自体に知名度が無かったので、セノーテへ行くツアーはありませんでした。トゥルム遺跡のツアーといえばシェルハ海洋公園と組み合わせたものが主流でしたが、シェルハ公園もすっごい楽しい海洋パークなのでおすすめです!
さて、久しぶりに行ったトゥルム遺跡。
チケットの買い方なども含めレポートしますね。現在(2024年)、改装中な箇所が多いので今後変更もあるかと思いますが変化も含め楽しみです。
トゥルム遺跡
この遺跡はマヤ時代後期のもので、チチェンイツァ遺跡の時代のように「生け贄」「心臓くり抜き」の生々しい時代ではなく、海上貿易と陸上貿易が発展し、スペイン人が征服しにやって来る16世紀まで栄えた都市です。
個人的にもとても好きな遺跡で、なにが好きかって遺跡とカリブ海のコンビネーション!圧巻でロマンを感じます。
ガイド時代もここにお客様を案内するのが好きでしたし、お客様も意外にチチェンイツァよりトゥルム派の方が結構多かったです。
今回行ったら、ビーチに降りる階段は閉まっていましたが、昔よりも景色を楽しめれるように見晴台的なスポットが増えていて、すごく良くなっていました。
後述しますが、景色に足と心が奪われて、建築物を回らず気づいたら出口にいました。(もったいないので戻って建物も見に行きましたが)
チケットの買い方
トゥルム遺跡は駐車場に着くと、周辺はお土産屋さんやスターバックスやレストラン、両替所、ATMなどが並んでいます。ここではまだチケットは買えませんが、チケット売り場周辺には両替所やATMはないので、メキシコペソを持ってない方はペソを準備しましょう。
お手洗いは少し寂れたお土産屋さんが連なる奥にありますが、遺跡の入場口に新しいお手洗いがあるので急がない方は遺跡入口のお手洗いを利用した方がいいかもです。
駐車場からすぐのところに色々なお土産屋さん、カフェ、レストラン、薬局、銀行、ATMがあります。両替やお金を引き出したい方はここで済ませましょう。(※できれば事前にペソの準備をされる方が良いです)
写真は日曜9時過ぎのもの。全体的にこれから開く感じです。
※遺跡は8時オープン。トゥルム遺跡は暑いので、できればオープン時間くらいに合わせて到着するのをおすすめします。
↓銀行。行った時は閉まってました。日曜だったからかもしれません。両替にはパスポートが必要です。
↓チケット売り場と書いてますが、ここで購入するものは特にありません。
スタバあり。
↓トゥルムの町の方にも店舗があるDon Cafetoドン・カフェート
↓薬局
少し進むと、最初のチケット売り場が右手に見えます。
ややこしいのですが、このチケットは遺跡のチケットではなくこの先の通行チケットになりブレスレットタイプになります。料金は60.37ペソ。60ペソなら分かるけど37セント(センターボス)がついてくるというおかしな数字。
自然公園料という名目で取られますが、何もありません。道しかありません。もしかするとこの先、何かできるのかも。
レンタル自転車がありました。遺跡の入り口まで歩いても5分くらいなので私は特に必要ないかなと思います。
↓ここで軍服を着た人に荷物チェックをされます。
さっき購入したブレスレット型のチケットを見せて、ひたすらまっすぐ進む!
しばらくするとプレハブのチケット売り場があります。ここで『遺跡入場のチケット』を購入します。これは仮の売り場だと思うので、今後はもうちょっとしっかりしたチケット売り場になると思います。
料金は95ペソ。キャッシュのみです。
トゥルム遺跡入場料 95ペソ
現金メキシコペソのみ。アメリカドル不可、カード不可
「向こうにカードでチケットが買える機械がありますよ」と言われ、視界のずっと先にポツンと見えたのですが、いまいち信用できなかったので、「機能してますか?」と聞いたら、トランシーバーで確認してくれ、そしたら「機能してません」とのこと。笑
ということで、現在のトゥルム遺跡の入場チケットの購入は現金のみです。(将来的には使えるようになるんでしょう。)
見晴台があり今来た道を眺めることができます。
カリブ海方向にはトゥルム遺跡のピラミッド「エルカスティージョ」が見えます!
チケット購入後、まだ少し歩きます。
小さなお子さんをお連れの方はベビーカーがあるといいですね。
やっと入り口です。
入り口はまさかのこれ!(昔から変わってなくて嬉しかったです)
トゥルムは貿易都市の要塞と言われており、その名の通り外壁で囲まれた遺跡です。そこを潜り抜けていざ!
中に入りました。
一部、リノベーション中で立ち入り禁止の場所も。
遺跡+カリブ。トゥルム遺跡に来たな!という気分になります。すぐ向こうにカリブ海が見えます。
このひはビーチへ降りる階段は閉まっていました。基本的にここの波は荒いので、海に入る日本人の方はほとんどいません。
↓ピラミッド(El Castillo エル・カスティージョ)の裏側。カリブ海を背にそびえ立っています。
トゥルム遺跡は野生のイグアナがたくさん生息していて、ここに来るとだいたい遺跡の写真よりイグアナとカリブ海の写真でフォルダーがいっぱいになります!
↓可愛いイグアナ。カンクンに来た頃は「気持ちわる!」と思ってたけど、見慣れると目が黒目がちで可愛い♡
ビーチとイグアナにばかり気を取られて歩いていくと、うっかり出口まで行ってしまうのでご注意。
出口まで来て、そう言えば遺跡見てないや!となりまた遺跡へ引き返しました。笑
ーーー
トゥルム遺跡を上空から見ると全体がイメージしやすいかと思います。カリブ海に「わぁ♡」となって遺跡を見忘れちゃうのがトゥルム遺跡です。
おすすめの回り方は、最初カリブ海に引き寄せられるのをグッと我慢して遺跡たちを見学、そしてカリブ海側へ行くといい感じで周れます!
トゥルム遺跡はチチェンイツァ遺跡よりこじんまりしていますが、駐車場からこのメインの遺跡まで離れているのと、日陰が少ないので日焼け対策は必須です。
そしてトゥルム遺跡の周辺にはセノーテが色々あるので、遺跡で火照った体をひんやり冷たいセノーテで人泳ぎしてリフレッシュしていくのがおすすめ!
人気のセノーテ『グランセノーテ』もトゥルム遺跡から30分のところにあるのでトゥルム遺跡&グランセノーテのツアーが当サイトでもチャーターツアー人気です!
❶ トゥルム遺跡+グランセノーテ
❷ トゥルム遺跡+セノーテアスール(Cenote Azul)
当サイト、カンクンデイズは小さなお子様連れのご家族で参加されることが多ので、そんなお客様には遊びやすいセノーテアスール(❷)をおすすめすることが多いのですが、きゃっきゃ楽しめるタイプのセノーテなので(透明度も良い!)、参加されたお客様には気に入っていただけています!