今日はChilaquiles(チラキレス)という料理を作ったので紹介します。
例によって、食べ終わったあとに「あ、紹介しよう!」と思いついたので、拝借画像で参ります。
Chilauilesチラキレスは、メキシコの伝統的な朝食料理の一つで、トルティーヤを揚げて作るTotoposトトポスというトルティーヤチップスをベースに、サルサを絡めて調理されるのが特徴です。
トトポス(Totopos)はトウモロコシから作られたトルティーヤを必ず使います。
だいたいピザのように三角形ができるよう小さく切って、揚げたものがトトポス。
ナチョスのあれと言った方が分かりやすいかな?
以前紹介したシーフード料理のセビチェでは、このトトポスに乗っけて食べます。
過去記事▶︎メキシコで食べて欲しいおすすめシーフード「セビーチェ(Ceviche)」
そのチップスを土台にしてソースをひたひたにかけてトッピングしたものがこの料理。
市販のトトポスも普通にあり、私は市販のものを使います。何回かトルティーヤから揚げたことあるけど、脂が残るのが嫌で浅ーい油で揚げようとして、なんかよく揚がなかったのと、こんなに油を吸ったものを食べるかと現場を見ると罪悪感で食べる気が無くなるので、
見なかったことにできる、市販のものを私は使います。そのまま食べても美味しいしね。
市販のものでも、スーパーのパン屋さんにある、下のタイプの手作りタイプの方が美味しい。(メキシコではスーパーのパン屋さんでトルティーヤを作って売ってるのでその残りを揚げて売ってたりする)
そして、チラキレスの味の決め手となるのがサルサです。一般的には緑のサルサ(サルサ・ベルデ)か赤いサルサ(サルサ・ロハ)が使われます。
トマティージョというほおずきみたいな緑のトマトを使った酸味のある緑のサルサ。
それから赤いトマトベースの赤いサルサ。この2種類があります。
ちなみに子供達は赤のトマトソースのほうが酸味がなくて食べやすいです。
最初にローストして、玉ねぎ少々、シラントロ、にんにく、(私はこれにチレセラーノChileSerranoという唐辛子を少し足すのが大好き)などを水を足してミキサーにかけて軽く煮ます。
私は面倒なので、どうせ煮るしローストせず全部まとめて一気にミキサーにかけて鍋にかけます。多分ローストしたほうが風味はいいんでしょうけど。
ソースといっても薄いトマトスープみたいなシャバシャバ系のもので、トトポスに吸わせるという感じで、作り置きしてるものは全部ソースを吸ってます。それが好きな人も多い。
私は少し吸って、でもパリパリ感を残した仕上がりが好きです。
なので、普通はソースの鍋にトトポスを入れて絡めることが多いですが、私は家で食べるときは、トトポスにサルサを直にかけて食べるのが好き。
さて、これにトッピングをします。
トッピングで多いのが、目玉焼きや鶏肉。あったほうが豪華。
それに削ったフレッシュチーズやCremaクレマというメキシコのサワークリームやを振りかけます。
あとは薄切りにした玉ねぎ、アボカド、シラントロ(コリアンダー)のトッピングが定番です。
元々は前日の残りのトルティーヤを無駄なく使う知恵から生まれた料理だったと思いますが、手軽に作れる家庭料理として人気です。
なんなら、お洒落なカフェでも定番の朝ごはんメニューとして必ずといっていいほど載ってるので、是非メキシコに来たら試してください/
そうそう!カンクンでオールインクルシブのホテルの朝食ブッフェに、必ずといっていいほど、自分でチラキレスを作れるようになってます。
大抵トトポスがあって、近くに赤と緑のサルサが並んで、トッピングもその辺にあるし、
オムレツを作ってくれるコーナーに行けば目玉焼きを作ってもらって乗せれば、もう立派なチラキレス!
私も子供とホテルに宿泊するときは、朝ごはんにホテルのブッフェで子供用にチラキレスを自作することが多いです。宿泊してるメキシコ人もよく自分で作って食べてるのを見かけます。
結構お腹が膨れるので、朝食ブッフェでこれだけでお腹いっぱいなったらもったいないので、少量で試されるのをオススメします/
揚げたものをわざわざしんなりさせるなんてー。って最初は思ってたけど、よく考えたら、日本も天丼やカツ丼みたいに、せっかく揚げたものにつゆをかけた食べ物ありますもんね!
あー、、自爆。天丼やカツ丼が食べたくなってきました。。