昔カンクンで一緒に働いていた友人が、先日、日本からメキシコ人の旦那さんと2人の子供を連れてカンクンに遊びに来ていました。
その友人のお友達の日本人のファミリー（こども2人）もカンクンに日本から来ていて、合流し、友人が借りてくれた15人用のバンに、我が家（夫婦+こども3人）、総勢子供7人、大人7人でチチェンイツァ遺跡とピンクレイクの弾丸ツアーをしてきました。
私は昔遺跡でガイドをしていたので、子供連れのファミリーを何度もアテンドしてきましたが、自分の子供をチチェンイツァに連れて行くのは初めて。
今回は親目線で、子供を遺跡に連れて行くことについて書いて行こうと思います。
子供連れの遺跡巡りは大変？
せっかくの海外旅行。
メキシコのカンクンまで来たんだから、足を延ばして子供に世界遺産を見せてあげたい！
と思うのは親心。
- 今は小さくてよく分からなくても、大きくなったら一緒にピラミッド見に行ったこと話してあげたい☆
- きっとピラミッドの大きさに感動するだろうなー☆
- たくさん子供と遺跡の写真撮って思い出作りしたい☆
そんなワクワクと同時に、子供連れて遺跡ツアー大丈夫かな？と心配するのも親心。
それでは、どういうことを心配するのか細かく見ていきましょう。
子連れでチチェンイツァ遺跡に行くときに考えるポイント
子連れでチチェンイツァ遺跡に行くときに考えるポイントを５つあげてみました。
- チチェンイツァ遺跡までの距離 / 移動距離
- 移動方法 / 何で遺跡まで行くか
- トイレ
- 遺跡の中の気温 / 暑さ
- 遺跡の中は危なくないか
これは、カンクンからチチェンイツァ遺跡だけに関わらず、他の国の海外旅行先でも同じことがいえると思います。
それぞれ子供の性格や体力、興味に差があると思いますが、
今回一緒に行った7人の子供たちを見て、子供の平均的な遺跡への反応をまとめますね。
ちなみに参加した子供たちの年齢は、4歳、5歳、6歳、7歳、8歳、9歳と幼稚園生から小学校中学年の子供たちです。
❶ 移動方法 / 何で遺跡まで行くか
最初に書きますが、これが一番子供を連れて遺跡へ行くのに重要になります。これによってこれから先書いていくそれぞれの内容が異なってくるので、どんな方法で遺跡へ行くのかまずはリサーチを。
チチェンイツァ遺跡へ行く方法はこの記事に書いてるので参考にしてください。
❷ チチェンイツァ遺跡までの距離 / 移動距離
チチェンイツァ遺跡はカンクンのあるキンターナ・ロー州を出てお隣のユカタン州への移動となります。
カンクンのホテルゾーンからチチェンイツァ遺跡までの距離は約220Km。高速道路を使って約2時間半の旅です。
が、
大型バスのツアーで行く場合、2時間半より大幅遅くなることを事前に考慮しなくてはいけません。
→ ※大型バスツアーで行くと大幅に時間がかかる理由
- まず朝、参加者全員のホテルピックアップが必要になるのでそれだけで軽く1時間は時間のロスが発生。プライベートツアーより断然早起きもしなければいけない
- 大型バスは小回り、そしてスピード速度が出せない（時速95Km以上出させないようになってるバス会社が多い）
- 全員でトイレ休憩
- お土産屋さんに立ち寄らなければいけない
- だいたいいつも集合に遅れてくるツアー客がいる
- 帰り道もツアー客全員分のホテルに立ち寄らなければいけない。自分のホテルが最初のほう（空港より）ならいいけど、最後なら
- ホテルゾーンの渋滞にあう。ホテル従業員帰宅時間と他社のツアーバスが帰って来る時間が重なる
- 夜になるとクラブ（ディスコ）周辺が盛り上がり、道が狭い上にクラブを覗くお客さんの道の横断があるたびに車は止まる
大型バスツアーの悪口を言うつもりはありませんが（私もツアーガイドをやっていたので、当時はこれが当たり前でした。外国人と行くツアーも楽しいですしね！）、
子供連れで参加する場合、団体ツアーで行く場合は地図上だけの移動時間の他に、こういった点で時間が大幅にかかることを事前に理解して参加するのと、当日「なんでこんなに時間がかかるんだ！地図で見たらそんなにかからないのに！」となるのは全然違います。
❸ トイレのこと
子供連れだとトイレのタイミングも頭を悩ませたり・・・。
子供が「トイレ行きたい」と言うときは、もう「出る」を意味しますもんね。笑
まず高速道路の料金所近くにトイレがあります。大型バスならトイレ付がほとんどですが「小」だけが基本です（かなり臭います 爆）。
ただ、飛行機のトイレ以上に狭く結構揺れるので、子供と一緒に入るのは大変です。
オムツが必要な赤ちゃんや小さな子供は、バスの中ではまず難しいでしょう。
遺跡の中にも入り口の入場料を払う場所付近と遺跡の中の新チチェンと旧チチェンの堺の当たりにトイレがありますが。
遺跡のお手洗いならできそうですが、団体ツアーの場合、遺跡に入るときにトイレによる時間を設けるガイドは皆無です。
遺跡の中でもそうですが、遺跡の中はかなり広いのでグループから外れてトイレを探すことになります。グループから外れる場合、必ず離れる前に最終集合時間と集合時間をガイドに確認しておきましょう。
❹ 遺跡の中の気温 / 暑さ
ホテルを出発するときは涼しいなと思っても、いざお昼頃遺跡に着くと、日差しがかなり強い上に湿度が高く、日陰があまりありません。
日陰があっても遺跡を見て回ることがメインなので、一瞬で日陰から出ることになります。大人でもすぐうだるほどなので、子供はすぐ愚図りモードに入ってきます。
元気に歩ける年頃の子でも、ベビーカーが持ってこれる方は遺跡にも持って行くのをおすすめします。日陰も作れますしね！
もちろん、暑い中、最後まで当時の私の遺跡の説明にがんばってついてきてくれる子もいましたよ！
ちなみに自分の子供たち（9歳、7歳、4歳）をチチェンイツァに連れて行ったときは、みんな速攻「暑い、のどか湧いた、おんぶして、早く帰りたい」のオンパレードでした。
微塵も私の説明なんて聞こうともしませんでしたね。笑
親としても、写真だけは撮りたいので、頑張ってメインの場所だけ写真を撮って、遺跡見学終了。
写真を撮るだけでも炎天下の遺跡の中を歩くのでみんな疲れます。
ちなみにこちらがそのときの写真です。笑
励ましながら歩く親子の後ろ姿
4歳の次女をおんぶする父
おんぶされてても結構限界な次女とこちらも限界そうな父。それでも折角だから写真は撮りたい母（私）笑
❺ 遺跡の中は危なくないか
遺跡の中はところどころ地面に埋まってる石が出てるところも歩きますが、基本的に危ない場所はありません。
ただとても広く、多くの観光客がいるので迷子には気を付けましょう。
昔は登れたピラミッドですが、現在は登れないので落ちるとかの心配は皆無です。
元・遺跡ガイドで、現在母親の私が思う、一番快適な子連れ遺跡巡りの方法
それぞれのチチェンイツァ遺跡への行き方と親の希望を総合して考えると、
- 遺跡へはなるべく時間のロスがないこと
- 車中、子供がはしゃいだり騒いだり、泣いたりしても周りに気を使わなくていいこと
- 遺跡の説明は子供がいるとはっきりいって聞く余裕なし（ガイドもういらんかもｗ）
- 団体行動じゃなく、最少人数、または家族だけのプライベートがベスト
そうすると、
日本人ガイドと行くプライベートツアーか、車をチャーターして専属ドライバーに運転だけまかせる。
が快適な遺跡の巡り方だと思います。
レンタカーという手もありますが、メキシコ在住者以外（またはメキシコ人と行く以外）はレンタカーはおすすめしません。
参考記事https://cancundays365.com/how-to-get-to-chichenitza
あとは手前味噌ですが、当サイトから手配してる、専属ドライバーと行く貸切チャーターがおすすめです。
今回、自分のこどもたちを連れてチチェンイツァとピンクレイクに行って、やっぱりプロのドライバーに運転してもらって、あとは何の心配もなく家族だけで観光できるこのスタイル、家族連れに最高だなと確信しました！
自信をもっておすすめします☆
（あとガイドが付かない分、安いですしね（コッソリ(´з`)））
あ、ガイドの説明があったほうが、マヤ遺跡やマヤ文明をより深く理解できるので、文明や遺跡をちゃんと理解したい方はガイドと行ったほうがいいかもですね。でも子供連れは、はっきり言ってガイドの説明聞く余裕ありません（涙）（元ガイド、現3児の母の私の正直な声ｗ）
