カンクンから行ける有名スポットと言えば世界遺産のチチェンイツァ遺跡。
チチェンイツァ遺跡は、カンクンから高速使っても片道2時間半くらいはかかるのでちょっと遠いけど、カンクンから行ける一番有名なマヤ遺跡。
チチェンイツァを見るためにカンクンへ行くという方も多いと思います。
私は昔ツアーガイドを6年していたので、チチェンイツァ遺跡の案内もよく行ってました。よく分からないけど多分500回くらいは行ったんじゃないかなと思います(多いときで毎日行ってたこともあるので、もしかするとそれ以上?妊娠中もつわりの中、遺跡に行ってたくらい笑)。
当時はあんなに口が勝手に遺跡の説明ができてたのに、今はもうすっかり忘れてしまいましたが。笑
チチェンイツァへは以下のような方法で、というかあらゆる方法で行ったことがあるので、どうやってチチェンイツァに行こうかなぁと思ってる方への行き方の手段(選択肢)として参考になったらなと思います。
チチェンイツァ遺跡へツアーで行く方法・自力で行く方法。行き方の選択肢
私がこれまでにチチェンイツァ遺跡へ行った方法はこんな感じです。
- ツアーガイドになる前に初めてバックパッカーで来た時はメリダから自力で公共のバスで
- ツアーガイドしているときは日本人だけの団体ツアー(バンor大型バス)で
- お客さんが1組2組しかないときはバンで行くと利益が出ないので(秘)、英語・スペイン語の外国人団体ツアーに日本人のお客さんとガイドの私が紛れて大型バスで
- カンクンから自力公共バスで。通訳のお仕事だったので、お仕事終了後、チチェンイツァからまたひとりで公共のバスでカンクンへ。(※下道)
- 自宅の車で
- 子供連れでメキシコ人たちとレンタカーで
- 専属ドライバーに運転任せて貸切チャーター(これはこのサイトで取り扱ってるサービス)
この中から
- 公共のバス
- 安い団体ツアー
- 安心日本語ツアー
- レンタカー
- 貸切チャーター
のメリットとデメリットを書いていきますね。
① カンクンから公共バスでチチェンイツァ遺跡へ行くメリット
「安い」
これに尽きます。
カンクンのダウンタウン(セントロ)にあるADO(アデオ)というバス会社のターミナルから出ています。
ADOのバスターミナルについてはこのあたりの記事の中に書いたことがあるのでよかったら参考にしてください。
カンクンから公共バスでチチェンイツァ遺跡へ行くデメリット
- ホテルゾーンからだとダウンタウンまで行かなきゃいけない(疲労困憊)
- 時間がかかり過ぎすぎ、チチェンイツァ遺跡だけのために1日潰れる
- バスの本数が少ない
- 直行バスがさらに少ない
- 直行バスじゃない場合、小さな村々を通ることになるが、トペというスピードを落とさせる障害物(Bump)が死ぬほどあるのでほんとに時間が何時間もかかる
- カンクンへ帰るバスを逃したら、チチェンイツァの村から出るだけでも大変
「公共バスでチチェンイツァ遺跡へ行く」はこんな人におすすめ
- 時間に余裕があり、なおかつ安く済ませたいバックパッカー
- メリダから行く人、メリダに泊まる人(メリダからだとカンクンからよりも近い)
② 安い団体ツアーでチチェンイツァ遺跡に行くメリット
安い団体ツアーの場合は、ほぼ100%大型バス(50人乗りくらい)のバスに、1人のメキシコ人英語とスペイン語で車内案内するツアーです。
遺跡の入場料も考えるとツアーにしては安いし、日本語ツアーより安い!外国人のお客さんはノリがいいので、結構車内も楽しかったりして海外の雰囲気が楽しめます。ツアーによっては朝食のサービスもあったり!
大型バスにはトイレも付いてますし(臭いことが多いけど・・)、50人くらいの団体なので車内で説明聞かずに寝てても罪悪感はない。笑
安い団体ツアーでチチェンイツァ遺跡に行くデメリット
- こういうツアーを催行するツアー会社は他のツアーも取り扱い(トゥルム遺跡・シェルハ海洋公園、シカレ海洋公園、他の遺跡など)があるので、朝のピックアップはとりあえずどのツアーのお客さんもまとめて全部ピックアップし、行き先に別にお客さんを振り分ける
- ということは、早朝の集合に関わらず、ツアーへ出発するまでに大幅な時間のロスがある
- 遺跡以外にお土産屋さんに寄ったり、全員でトイレ休憩(他の会社のツアーバスとタイムスケジュールがほぼ同じなのでトイレも混む)
- 各箇所で時間に遅れてくる外国人がだいたいいる(あまりに遅れてくる人は置いていかれる事実!)
- バスの中にトイレはあるけど・・臭かったり(最初に必ずガイドに小だけ!大はNO!と忠告される)
- 酔いやすい、バス酔いしてる人がいる(見たくないものを見てしまうことがある)
- 子供料金「無料」に注意!「何歳以下は無料」とあってもその場合は座席はもらって無いということなので注意。当日、他に席が空いてればいいが、満席だと膝の上で片道3時間は子供も大人も大変すぎる。はっきり言って、子供を膝に乗せてのツアーは拷問。。
- よその赤ちゃんや子供が泣いてることがある(子供も大人も周りも辛い・・)
- カップルや家族でも隣同士で座れない人が必ずいる(あとのほうに乗ると、席が選べないので席がバラバラになることも)
- 冷房がきつくても、団体バスは調整がし辛いし、ドライバーにも言い辛い
- ツアー終了各ホテルへドロップアウトするときに、乗客のホテルを全て周るので大幅な時間ロス。大型バスなのでホテルのロビーへ入るのも小回りが利かない。ホテル寄っては道端でお客さんを降ろす
「団体ツアーで安くチチェンイツァ遺跡に行く」はこんな人におすすめ
- 安くツアーに行きたい
- 無駄な時間も苦にならない
- 英語やスペイン語が分かる
- 大人だけで参加
- 団体行動も大丈夫
「団体ツアーで安くチチェンイツァ遺跡に行く」をおすすめしない人
- 子供連れ(母親&元ガイドの私が声を大にして言いたい。子供連れで団体ツアーに参加するのは本当におすすめしません!)
- ハネムーナー
- 時間を大切にしたい人
③ 日本語ツアーでチチェンイツァ遺跡に行くメリット
安心!!
やっぱりこれに尽きるでしょう。
ガイドさんも日本人なので外国人ガイドにはない細やかな気遣い。他のお客さんも日本人。説明も日本語で聞けるので理解しやすい。
(人数が揃えば日本人だけで行くことがほとんどですが、参加人数が少ない場合、外国人の団体ツアーの大型バスに日本人ガイドと乗り込んだ混載になる場合も旅行会社によってはあります。)
日本語ツアーでチチェンイツァ遺跡に行くデメリット
- 英語・スペイン語ツアーに比べると日本語ツアーはちょっと高い(でもそれはしょうがないよね)
- 海外にまで行って日本人と団体行動したくないと思うかもしれない
- 日本人同士なので逆に気を遣う人もいるかも?
- ツアーなので、やっぱり団体行動。時間ロスがある
- 日本人ガイドさんが一生懸命説明してくれるので聞かなきゃ悪いと思ってしまいそう
- 子連れはやっぱりガイドやみんなについていくのが大変
- 予約時ではバンか大型バスか分からないことがほとんどなので、少人数のツアーかと思ったらお客さんが多くて当日大型バスだったということも。
「日本語ツアーでチチェンイツァ遺跡」はこんな人におすすめ
- ハネムーナー。他のお客さんも新婚旅行で来てるひとが多いので話が合うかも
- 英語・スペイン語ツアーじゃ不安な人
- しっかり遺跡について知りたい人。やっぱり遺跡の説明は日本語が一番だし、質問もしやすい
- HISやJTBなどパッケージツアーで旅行に来てる人はツアー予約もそのままできる
④ レンタカーでチチェンイツァ遺跡に行くメリット
レンタカーのメリットは出発時間も自分たちで決められるし、気になる場所にも立ち寄れるので自由に行動できること。
遺跡で説明してくれるガイドを付けたかったら、遺跡の入り口でスペイン語や英語の現地ガイドを手配できます。(たくさん待機している現地ガイドがいて客引きをしてるのですぐみつかります)
レンタカーでチチェンイツァ遺跡に行くデメリット
- アメリカなどで運転に慣れてる人も、同じ左ハンドルのメキシコでも運転事情が違う
- 車線がないのも普通
- 停止線ないのも普通
- Tope(トペ)というスピードを落とさせる障害物が地味に危険
- メキシコの警察事情(賄賂)を想定に入れておかなくてはいけないことも(悲しいかな事実)
- 州境にはメキシコ軍の警備隊に検問があったりする
- 普通に道に穴が空いている(危ない)
- 夕方帰り道の高速道路で土砂降りに遭うことが多い(危ない)
- 保険の上限が日本のものと違うことも
「レンタカーでチチェン遺跡に行く」はこんな人におすすめ
- 時間に縛られず自由に行動したい人
- メキシコ在住やスペイン語を話せたり、普段からメキシコの道路事情を把握している人
- 警察に難癖付けられてもフレンドリーに対応できる能力がある人(メキシコでは逆上するのは上手いやり方ではありません※言いなりになるという意味ではありません)
- メキシコ人と一緒に行く人
※ただ安くいこうと下道を使うととんでもないことになるので、絶対高速道路を使ってください。下道は各村々、村々、村々・・・をひたすら通っていきます。村にはTope(トペ)というのがあり、スピードを落とさせる障害物(Bump)がひたすらあります。なので、距離の問題だけでなくスピードが出せないの時間が大幅にロス。そして暗くなるとこのトペは見えにくいので、事故の原因やパンクに原因にもなります。
⑤ 貸切チャーターでチチェンイツァ遺跡に行くメリット
※本サイトCancunDaysのプライベートチャーターの場合で書いていきます
- 日本語で相談や提案してもらいながらスケジュールを組める
- ピックアップ時間を調整できるので、遺跡の開園に合わせて涼しく人が少ないときに遺跡に着くことができる
- 団体ツアーに比べて時間ロスがなくめちゃめちゃ早く帰って来れる
- 逆にゆっくりめのホテル出発にすることもできる(お昼の12:00でも大丈夫)
- 経験値の高い専属ドライバーと行くので、ドライバーは色んなことを把握済み
- 時間のロスが全く無い
- 英語・スペイン語を話すメキシコ人ドライバーだけど、当日コミュニケーションに困ったら日本人予約係に連絡とってもらって通訳してもらえれば問題ない
- チチェンイツァ以外にも立ち寄るスケジュールも組める
- 遺跡観光も自分たちのペースで周れる
- 家族旅行やグループ旅行だとさらに割安。ツアーで行くより安くつく
- 完全プライベート
- ガイドが付いていないので気楽
- バンなので車内が広々
- タクシーで行くより断然すぎるほど安い
- 子供が騒いでも大丈夫。子供も親も楽!
- レンタカーではないので、道中の心配がない
- 行きと帰りの場所が違うところでも臨機応変に対応(予約時に伝えればOK)
貸切チャーターでチチェンイツァ遺跡に行くデメリット
- 入場券は自分で買う(予約時にドライバーにサポートしてほしい場合は事前に伝えればお手伝いOK)
- ガイドは付かない(プライベートを好む人には逆にメリット)
「貸切チャーターでチチェンイツァ遺跡に行く」はこんな人におすすめ
- 自由が好きな人
- オリジナルの旅を好む人
- 写真が好きな人(他人のペースに合わせなくていいので写真が好きな人にもおすすめ)
- 家族連れ、特に子供連れ(特におすすめ!)
- 卒業旅行やグループ旅行(車内で盛り上がっても平気だし、みんなで行けば割安にも)
- ツアーで行くより早くホテルに帰りたい人
- 知らない人と丸1日も団体行動するのはちょっと・・という人
- ハネムーンやカップルで自分たちの時間を大切にしたい人
- 車酔いしやすい人(ツアーバスよりも酔いにくい。プライベートなのでいざというとき車を止めれる)
- ガイドは付かなくても平気な人
- 予約とサポートだけは日本語が安心な人
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まとめ
チチェンイツァ遺跡へ行くいくつかの方法を書きました。
それぞれメリットやデメリットがあるので、日程や時間、一緒に行く人のこともよく考えてみんなが楽しめる(そして安全で安心な)行き方が見つかるといいですね!
カンクンデイズでは「ドライバーとゆく貸切チャーターツアー」を提供しています。
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