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メキシコ通貨の基本情報とマニアック情報

メキシコ通貨の基本情報とマニアック情報

今回はガイドブックには載ってないような、メキシコの通貨事情をゆるくマニアック(でも分かりやすく)にお伝えしていこうと思います。

 

メキシコ通貨 Peso(ペソ)

 

メキシコの通貨は「Peso(ペソ)」といいます。

複数形(2ペソ以上~)は「Pesos(ペソス)」

 

Peso(ペソ)という通貨はメキシコだけでなく、
コロンビア、チリ、キューバ、フィリピンなど、
スペインの元植民地だった国で使われていることが多いんですね。

 

「メキシコ・ペソ」表記は「MXN」。
1993年より新ペソとなったときに、「Nuevo Peso(ヌエボ・ペソ)」(Nuevo はNew新しいの意味)の「N」によって、MXNという表示となっています。

 

なのに通貨表示は「$」・・・。

なんだか紛らわしいですね!

 

メキシコ通貨の金種

 

メキシコ通貨の金種は下の写真のようになっています。

(※現在は新しいデザインのお札が出ているものがありますが、ちょうどいい画像がなかったので旧デザインが含まれているものを貼っておきます)

 

 

現在のメキシコペソのお札はプラスチック素材が多く、下の20ペソ札のように透明になっている箇所があります。

 

日本では2千円札が流通しなかったようですが、
メキシコでは20ペソ札(200円感覚)、200ペソ札(2千円感覚)はよく出回っていて、とても便利です。(※硬貨に関してはVente Pesos (20ペソ)硬貨はほとんど見かけません)

 

それぞれのお札の大きさはこのくらいです。

Viahttp://www.condusef.gob.mx/Revista/index.php/usuario-inteligente/educacion-financiera/273-identificalos

 

 

メキシコ・ペソ 「セント」の感覚をつかむ

 

また硬貨の1ペソ以下の「センターボ」(米ドルでいうところのCentセント)では、
おつりでよく切り捨てされることがあります。(※おつりをごまかそうとう悪意はありません)

50センターボスまではギリギリ使われますが、
それ以下の20、10センターボスに関しては年々硬貨自体の大きさが小さくなっていき、
正直いいますと、誰からも好まれない存在になっています。

見て!同じ10センターボ(セント)でも2005年と2010年じゃこんなに大きさが変わってる!

日本の1円玉(下)と比べると10センターボ(上)はこのくらい

小指くらいの大きさ

下の50センターボも現在は右のものが主流

 

 

メキシコでは「チップ」(特にカンクン)がありますが、ホテルやレストランでも基本的にチップでセンターボス(セント)はあげないほうがいいので注意しましょう。

もちろん、お金はお金でしょ!と思われる方もいるかと思いますが、渡されたほうは、あまり(全然?!)気持ちの良いものではありません。

メキシコに旅行に行く方は、どうぞ頭の片隅にでも入れておかれるといいかと思います。

 

〈豆知識〉

カンクンではアメリカドルが流通していますが、使えるのはアメリカドル紙幣のみとなっています。

アメリカドル紙幣以下のセントのコインは使えません。

両替や代金の支払いは拒否されますのでご注意を!

また、ホテルのポーター、ベッドメイキング、レストランやツアーなどで渡す「チップ」で渡されても、もらったほうはメキシコでは使い道がないので渡さないように気を付けましょう!

 

 

 

メキシコではお釣りを誤魔化される?!

 

よくメキシコのスーパーやコンビニのレジでは、

「お釣りを切り捨りすてますか?(50センターボス以下の)」

「端数は募金にしますか?」

 

と聞かれますが、嫌なら臆せず「No」と答えて何の問題もありません。

その場合、50センターボス以下の、上の写真のようなとても小さなコインのお釣りがやってきます。

個人的には、1円単位まできっちりお釣りをくれる日本で育った私には、1円でもきっちりお釣りをもらって当たり前!という感覚があるで、最初は「お釣りを誤魔化して!」と憤慨してましたが、だんだん感覚が慣れてきました。

 

 

しかし、どんどん硬貨を小さくして1,2,3,4円単位をうやむやにするメキシコ政府、なんか悪意を感じるんですが・・・。(私だけ?)

 

超おおざっぱなメキシコ・ペソの現地感覚のつかみ方

では、為替(レート)で考えたものでなく、物の値段を地元民(メキシコ人)の感覚で大雑把に掴んでみましょう。

私が日本とメキシコで生活をして感じている金銭感覚なので、人によって違うかもしれませんがご参考までに。

手っ取り早くペソの「感覚」をつかむなら、日本円に0を足したのがペソとなります。
(※実際のレートとは異なります)

※2017年現在の為替は100ペソ≒620円

10centavos≒1円
20centavos≒2円
50centavos≒5円
1peso≒10円
2pesos≒20円
5pesos≒50円
10pesos≒100円
20pesos≒200円
50pesos≒500円
100pesos≒1000円
200pesos≒2000円
500pesos≒5000円
1000pesos≒1万円

 

国の物価の差、国民の所得の差を無視して感覚で例をあげると

 

  • 600ml入りのコカ・コーラが約13ペソ(日本で言う130円感覚)→為替レートだと約80円
  • 1枚15ペソのタコス(150円感覚)→為替レートだと約93円
  • 50ペソの格安ランチ(ワンコイン500円ランチ)→為替レートだと約310円
  • 200ペソのステーキ(2000円のステーキ感覚)→為替レートだと約1250円

 

「Taco de bistec」の画像検索結果

こんな感じですが、実際の日本円で考えると、やっぱりメキシコの物価、日本に比べると安いですね!!

 

ちなみに、メキシコペソは日本では両替できないようなので、メキシコで使い切って帰国しましょう!

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Cancun Days
当『Cancun Days(カンクンデイズ)』は元カンクンツアーガイドの里紗(りさ)が独自の視点で、カンクン情報、海外旅行や海外暮らしに役立つ情報を楽しくお届けするサイトです。 カンクン在住18年目の私の国際結婚や海外子育てについても書いていこうと思います。 元ガイドなのに「ガイド無しプライベートツアー」をコーディネートしてます!元ガイドだからこそお客様の気持ちを考えて、安心して遺跡やセノーテに行けるよう配慮しているのでお客様の満足度も高し!カンクン空港ホテル送迎も手配できますよ!