メキシコ旅行に行く際に知っておきたい、メキシコ基本情報
メキシコ旅行に必要な基本情報をカンクン在住者の目線を交えて、多分他のサイトでは書かれていないマイナーな事実も書いていきますね!
よろしければカンクン旅行の参考にしてください/
1、ビザと入国手続き
日本国籍者は180日以内の観光ならビザ不要。昔必要だったツーリストカードは廃止になりました。
2、通貨
メキシコペソ(MXN)。クレジットカードやデビットカードも使えるが、VISA、Masterが主流で、アメリカンエキストラやJCBは使えないところが多い。
カンクンではアメリカドルもほぼどこでも使える。コンビニやスーパーでもドルのレートがレジやお店の外に表示されてることが多い。観光地のお土産さんでは、商品にドルの値段とペソの値段がついてることも。
ドルでお買い物してもお釣りは基本ペソ。嫌がらせではありません。またドルが使えても、支払い金額より大きく上回るお札で払うと断られる。(例:5ドルの商品を50ドル札で払う、など)
チップはドルOK。
遺跡の入場料はアメリカドル不可。カードも使えないところもあるので、遺跡へ観光へ行く方はペソを持って行くのが安心。
ペソは余ってもドルや円に換金しづらいので、なるべく使い切るのが理想。
3、言語
スペイン語が公用語。観光地では英語も通じるが、簡単なスペイン語が役立つ。メキシコにはスペイン語の他に86の原住民の言語が存在する。
カンクンやチチェンイツァ遺跡があるこのあたりはマヤ語。喋る人は少ないが、村などに行くと、スペイン語とマヤ語のバイリンガルも多い。
カンクンという地名もマヤ語から来ている。
CAN→蛇
CUN→巣
そう、カンクンは「蛇の巣」という意味なのです!
カンクンは英語を喋るメキシコ人も多いが、メキシコ人は優しいので、こちらがほんの少しスペイン語の挨拶だけでも使うと喜んだり、褒めてくれるので簡単なスペイン語を覚えておくと旅もより楽しめますよ!スペイン語は基本的にローマ字よみで行けるので、そのまま読んで通じることも多いです。
4、時差
日本より14~15時間遅れ。州によって異なるので注意。
日本とカンクンのあるキンターナロー州の時差は14時間です。カンクンは日本より14時間遅れています。過去にはカンクンは夏時間(サマータイム)を採用していましたが廃止されたため、年中この時差が適用されます。
例:日本が午後2時のとき、カンクンは同日の午前0時
カンクンから行ける有名なチチェンイツァ遺跡はユカタン州(州都:メリダ)に位置します。カンクンがあるキンタナロー州とチチェンイツァ遺跡があるユカタン州の時差は1時間。(日本との時差は15時間。ユカタン州は日本より15時間遅れています)基本的に州を越えるとスマホの時計表示が自動的に変更されます。
例:カンクンが午前9時のとき、チチェンイツァ遺跡は午前8時(遺跡オープン時間)
5、治安
カンクンのホテルゾーンに泊まれば、特に心配することはない。
カンクン旅行中に強盗はほぼなくても、個人で動く場合、詐欺、またはショピング中、レストランなどスリには注意。
強盗の場合は、身を守るために抵抗せず何か差し出す。
またカンクンは広く、ホテルゾーン以外のダウンタウンの中には危険なエリアもある。Airbnb(エアビー)を利用する方は、どういうエリアなのか調べる方法が少ないので判断は難しく、良い雰囲気の写真に騙されないように。
マフィアの闘争に巻き込まれることはほぼない。
ドラッグを売ってくる人は多い。一見普通の人が売ってくることがある。タクシードライバー、バーテンダー、お土産やさん。興味を示さないこと、しっかりNoと断ること。
警察が賄賂請求してくることは多い。カンクンは特に。レンタカーは観光客とわかるので目をつけられることも。
路上でのアルコールは禁止。警察に捕まる。(カンクンのビーチは黙認。みんなビールを持ち込んでいる)よって、前述したように多額の賄賂を請求され、手持ち金がなくてもATMに連れて行かれる。
冗談のような話だが、立ちションも禁止。過去に、知らずに警察の前で立ちションをしていた日本人男性が警察に捕まり、同様、多額の賄賂を払ったのは本当の話。
6、電圧とプラグ
電圧は127Vで、プラグはA・Bタイプ(日本と同じ)。カンクンダウンタウンはちょくちょく停電する。
7、飲料水
水道水は飲めないので、ボトルウォーターで。自炊派の人も水道水を料理には使わない。カンクンの場合、石灰が多く含まれる。沸騰させると白く浮いてくる。
水は「Agua(アグア)」。ミネラルウォーターと頼むとスペイン語でMineralは炭酸を指すことがあるので「炭酸水」と勘違いされる。スペイン語で炭酸水はAgua Mineral(アグア・ミネラル)
普通の炭酸なしのボトルウィーターの場合、「Naturalナチュラル(スペイン語の発音はナトゥラル)」か、普通の意味で「Normal(ノルマル)」または「Simple(シンプレ)」で。
「氷でお腹を壊した」という方がいるが、基本的にメキシコ人は氷を自家製しないのと、メキシコ人も水道水は飲まないので、水道水を提供するという感覚はほぼない。
なので観光者が知らない間に水道水を飲まされてお腹を壊すという可能性は非常に低い。特にホテルやレストランでは氷の業者が大量に氷を卸している。
8、チップの習慣
レストランでの食事には10~15%のチップが期待される。タコスの屋台でもチップを渡すことが多い。
流しのタクシーは不要(でも何か手伝ってもらった場合はチップを渡して感謝を表す)
日本や海外であり得ないが、スーパーに袋詰めの係(基本的におじいちゃんおばあちゃん)がレジに付いていて、有無を言わず袋詰めされる(レジ袋は廃止されたので、マイバッグだとしても)この方達にも量にもよるがチップ10ペソ〜、
あとは駐車場から出るとき、勝手にオーライ!オーライ!してくるおじさん。雇われてるわけではが、もう任意になっている。チップを渡さなくてもいいが、小銭目的でやってるので、優しい人はあげます。私ですか?聞かないでください。
9、両替所とATM
空港や市内の両替所で可能。身分証明のためパスポートが必要。カンクンのホテルゾーンはあちこちに両替所があるが、ドルが普及してるのでそこまで両替は必要ない。
ATMでメキシコペソの現金を引き出せます。手数料はATMの銀行によって異なることがある。
銀行の両替は、その銀行の口座保有者でないと両替できないところがほとんどなので、旅行者は両替所が無難。
CIBanco(シーアイ バンコ)という銀行なら口座がなくても身分証明証のみで両替可能です。カンクンにもホテルゾーンやダウンタウンにあります。
10、メキシコ料理
タコス、ケサディーヤ、エンチラーダなど、地元料理を楽しむ機会が多い。
メキシコ料理=辛い
と思われること多いがそれは嘘。
基本的に辛いメキシコ料理は少なく、辛いには各自でかけるサルサソース。
タコスでも、かけることによって味の深みが出るので欠かせないが、辛さの判断はメキシコ人でも色の見た目で判断できない。致死量的な辛さのものが普通に出てくるので、必ずお皿の隅に「1滴単位」で試すのをお勧めします。
繰り返しますが、1滴単位ですよ!スプーン1杯ではありませんよー。
ちなみに緑のソースには特に注意です。なぜなら、緑はアボカドの辛くないクリーミーな場合もあれば、緑のトマトとシラントロ(パクチー)の酸味の効いた美味しいもの、かと思えば世界一辛い唐辛子ハバネロ(緑)が加わってる場合もあるので、要注意です!
シーフード料理は日本人の口に合うものが多いので是非!Ceviche(セビッチェ。シーフードマリネ)やスープ系などの一見サイドメニュー的なものも美味しいのでおすすめです!(なんならセビッチェと無料で付いてくるトトポス(ナチョス的なチップス)とワカモーレ(アボカドディップ)を頼めばそれだけでお腹いっぱいにあることも!
11、治療・健康情報
基本的な医療設備は整っているが、保険には加入しておくことが推奨される。
重症でなければ薬局に併設された診療所がたくさんあり、60ペソ(600円感覚)で見てもらえ、処方箋をもらえる。何科と別れているわけではなくジェネラルドクター的な先生が予約なしで診てくれます。
あとは赤十字病院もあります。日本人からすると少し野戦病院的に見えるかもしれませんが、国籍関係なく、予約関係なく診てくれます。
12、日焼け止めや虫除け
特にカンクンでは日焼け止め必須。セノーテでは水質を保つためにセノーテに入る前に日焼け止めをシャワー(冷水)で流して入るよう言われます。
蚊の心配をされる方も多いですが、日中の遺跡ではほぼ蚊に合いません。
蚊は日が暮れ始めると一気に出てくるので、夕方お出かけになる方は虫除けをお持ちになるといいでしょう。ビーチでも木や草が近くにある場合、夕方一気に蚊が出てきます。
ホテルのビーチは日頃から殺虫してるので比較的少ないです。
皆様が、より快適で安全なメキシコ旅行を楽しめることを願ってます/