メキシコのタクシーは意外と安く庶民の足となっています。
今回は「カンクンのタクシー」について書いていきますね。ついでに「カンクンのUber」についても。
ここで「カンクン」と強調するのは、カンクンとメキシコシティでは色々違うからです。
では見ていきましょう!
カンクンのタクシー会社は1種類
カンクンの流しのタクシーは、下の写真のように白い車体に緑のラインが入っているものがそうです。
これがカンクン唯一のタクシーで、タクシー会社ではなくタクシー組合(Sindicato de Taxistas)のもの。
カンクンがあるユカタン半島には電車や地下鉄などの公共機関がありません。
市民の足は主に車、バス、タクシー。なのでカンクンではタクシーも誰もが気軽に利用している乗り物なのです。
カンクンでタクシー?UBER?
スペイン語ではUber(ウーバー)ではなく、「ウベル」と発音します。
メキシコシティではUberが普及したようですが、カンクンではタクシーとUberの闘争が激しく、あまり普及してないように思います。でもその代わり(?)、数年後の現在(2019年)はUber Eatsはよく見かけるようになりました。
カンクン空港でUBERを使うのは要注意!
カンクン空港ではUBERは入れませんので、「空港に到着してUBER呼べばいいや」と考えている方は注意を!
詳しく言えば空港の敷地には入れますが、お客さんをピックアックするには空港の許可が必要なので、
基本空港でお客さんのピックアップはできませんが、ドロップアウトはできます。ということはホテルから空港へはUBERで行けるということです。
UBERのドライバーによっては、空港に迎えに行くときに友達が迎えに来た風にしてピックアップすれば、まぁうまく行けばできるので、そういった方法で場所を指定することもあるようですが、
タクシードライバーのハイエナのような連携はすごいので、見つかったら大変面倒くさいことになりかねません。
個人的な話ですが、私の両親がカンクンに遊びに来たとき、自家用車で両親をホテルにピックアップしたりしていたら、運転していたのがメキシコ人の夫だったのでタクシー数台に後を追われ、囲まれ、車から降りて話を付ける羽目になったことがあります。海賊タクシーに間違われたんですね。
カンクンのホテルゾーンのタクシーの縄張り争いはかなりシビアなものがあるようです。
その当時はまだUBERのない時代でしたが、そのくらいタクシーのドライバーは客の横取りに敏感なので、いまUBERなど出てきてその対立はさらにヒートアップしてるようです。
空港ピックアップではありませんが、過去にタクシーとUBERの闘争で死者も出したくらい確執が・・。
トラブルを避けるためにもカンクン空港でUBERを呼ぶのは避けるのが賢明です。
一番いいのは事前予約。
カンクンの空港送迎は事前に予約するのがおすすめです。
空港ホテル送迎の事前予約には2種類、
プライベート送迎と混載(乗り合い)があります。
本サイトCancundaysのプライベート送迎は、私が直接地元カンクンの送迎会社に予約を入れています。お客様とは日本語で送迎予約や、イレギュラーで他の送迎会社にはアレンジが効かない送迎に関する相談に乗ったり、ご利用当日も配車の確認、お客様のピックアップができているかサポートしています。カンクンで携帯が使える方はLINEでもサポートします。
お客様は家族連れ(特に子供連れ)やハネムーンのカップルに多く利用されています。日本語での予約ですが日本人ガイドが同乗しないので、その分かなり安くなっています。
他人と同乗して他のホテルにも寄っても安く済ませたい場合は、混載(乗り合い)の選択肢もありますね。こちらは私はノータッチですが、1人旅ならこちらが安いと思います(^^)/
カンクン市内のタクシーの初乗り料金
カンクンのダウンタウン(セントロ)を走るタクシーは初乗りが約25ペソ(2017年7月現在)ですが、カンクンのタクシーはなんとメーターがありません。相場で走ります。
あまりぼったくりタクシーは見かけませんが、念のために乗車する前に行き先を言って、料金を尋ねておくのがトラブルを防ぐことになるかと思います。基本的に料金はペソ料金です。間違ってもアメリカドルではありませんのでご注意を!
ホテルゾーンでタクシーを利用する
カリブ海にホテルが立ち並ぶカンクンの「ホテルゾーン」を走るタクシーも同じ柄のタクシーです。ただしホテルゾーンでタクシーを利用する場合、ダウンタウンよりも料金が高くなるのが相場です。
ダウンタウンからホテルゾーンに行く場合、タクシーでホテルゾーンまで行くと高額になります。
カンクンのダウンタウンからホテルゾーンへ安く行く裏技
カンクンのダウンタウン(セントロ)からホテルゾーンへ自力で安く行く方法を紹介します。
一番安いのは、ホテルゾーン行きのバスをダウンタウンから拾ってホテルゾーンの目的地まで乗る。(一律14,5ペソ)
ですが、ホテルゾーン行きのバスが通らない場所の場合、ホテルゾーンの入口までタクシーで行き、ホテルゾーン入口のバス乗り場付近で降りる。そしてそこからホテルゾーン行きのバスを利用する。ホテルゾーンに入れば全て1本道なので、どの番号のバスに乗っても大丈夫です。※ホテルゾーンの最終地点まで行かずにUターンするバスもあるので、果てまで行く方は乗る前にバスのドライバーに確認しましょう。
こうすることによって、ダウンタウンからホテルゾーンの目的地までタクシーで行くよりかなり安く行けます!
「タクシーはお釣りを持ってない」と心得よ!
メキシコでタクシーを利用するとき、タクシードライバーは「お釣りを持ってない」と思って利用するのがいいでしょう。
日本ではありえないと思いますが、「今日のお客さん第一号だから仕事お釣りがないよー」と言われたことも。笑
また小銭を持ち合わせてなく、大きなお札しかない場合(100ペソ札、200ペソ札、500ペソ札など)、乗車する前にお釣りがあるか事前に確認して乗りましょう。
細かいお金を持ってないのは「お客の責任」のような感覚さえあるので、「お釣りが無くてお客様に申し訳ない!汗」ということにはなりにくいです。小銭を準備せずタクシーに乗るのが悪い!という雰囲気ですので、ご注意を。笑
またカンクンではアメリカドルが流通してますが、タクシーでは基本メキシコペソでの支払いです。(※アメリカドルのコインはカンクンでは使えません)
アメリカドルしか持ち合わせてない!というときも、タクシーに乗る前にこれで払ってもいいか確認しましょう。そしてレートも合わせて確認しておきましょう。
アメリカドルでタクシー代を払うのは、受け付けてくれるドライバーも中にはいますが、嫌がる(断る)ドライバーも中にはいます。決まりはなく、ドライバー次第という感じです。
ホテルゾーンのタクシーはアメリカドルで払えることがほとんどですが、これも乗る前に確認するのがいいですね。
タクシーは市によって色が変わる
タクシーは市によってタクシー組合がかわります。
カンクン以外の周辺の市は下のような感じです。
イスラ・ムヘーレスのタクシー(赤のボディ)
プラヤデルカルメン(カンクンに似てるけど緑色のトーンが違う)
これはカンクンのタクシーにも似ていますが、ラインの色がカンクンのものと比べて若干トーンが明るく、エメラルドグリーンのような色です。そして、カンクンより新しめの車が多いです。