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歴史的瞬間!メキシコ史上初、女性大統領「クラウディア・シェインバウム」の就任式!

 

2024年10月1日、メキシコは新たな時代を迎えます!

今回の大統領選で圧倒的な投票数差で勝利したクラウディア・シェインバウム氏(62)。

圧倒的な勝利だったとはいえ、メキシコの選挙は、開けてみるまで分からない(過去に何度も選挙投票を利権が絡んで国が操る、不正が普通に行われていました。それを一掃したのも前大統領のロペスオブラドール‘る)その中での当選でした。

メキシコ史上初の女性大統領就任式が明日10月2日行われ、歴史的な瞬間となります。

これまでのメキシコ政治は他国同様男性中心で、それに加え汚職で真っ黒だったメキシコ政治に前大統領のロペスオブラドールが腐敗撲滅と貧困削減を掲げ、実際に政治の透明かや貧困層に対する支援を強化してきましたが、当然裕福層からバッシングは厳しいものでしたが、6年間に渡りメキシコを率り大きな改革を行ってきた歴史的大統領でした。

貧しく、国力がなく、技術もテクノロジーもなく、他国の支援や協力なしでは国が成り立たないメキシコ。と自ら可哀想を自作自演してきたメキシコは、裏では多くの人物がそれをあえて演出し莫大な資産を築いてきました。

腐り切った汚職や、資源や電力を不正に海外へ流出や介入させることで、歴代大統領を含め一部の、でも多くのメキシコ人やメキシコ企業が儲かる仕組みになっていたんです。

それを顕にして、多くの大企業の脱税を公認してきた(その代わりに誰かのポケットマネーになる仕組み)歴史のメスを入れ、税務署も一掃し直し、これまでの脱税の途方もない金額を支払うよう命じてきました。そこで然るべき税金が国に入るようになったんですね。

彼はそのお金で経済政策やインフラプロジェクトを進め、例えば、カンクンで言えば、穴ぼこだらけだった道路の大工事や、トレン・マヤ(マヤ鉄道)の建設なども巨額な資金をかけてできたわけです。メキシコは貧しい国じゃないんです。貧しいふりして得する人が裏に多くいたんですね。

鉄道開発により環境の影響への批判もありますが、その裏には本当の環境への批判というより政策改革によって「負」を追った人たちの仕業じゃないのかなと思います。

そんな大革命だったロペスオブラドールの6年間を終え、その意思を引き継ぎ後任のクラウディアシェインバウムは国民の多大な支持と、

さらにはメキシコ史上初女性大統領としてジェンダー平等の推進や社会的進歩にとって大きな意義を持つと思います。

女性の社会進出と政治における影響力が一段と強化されることでしょう。

しかし、かといって「男のような強い女性」を求めるのでなく、女性は守られるべきである。という点でもメキシコは女性を守るための法律が厳しくなっていき、シングルマザーへの保障や、家庭内暴力やモラハラ、職場のセクハラへ対しても、訴えられれば男性は超不利をいう、昔のメキシコでは考えられないような環境が整いつつあります。

新大統領のリーダーシップがどのように展開されるのか、国内外からの期待が高まっています。

もちろん面白く思っていない国も多く、特にスペインやアメリカなどこれまでメキシコを利用できてた国は、メキシコがそういった意味で独立していくことに歯軋りをしてるのではないかと思います。

 

新大統領は女性として初めてメキシコを率いることになりますが、そのリーダーシップスタイルがどのように国の政治や社会に影響を与えるかは未知数です。

メキシコはこれから目が離せない国の一つになると思います!

 

ちなみに明日は大統領就任式で法定休日となります。学校も仕事も休み!(カンクンみたいな観光地は休みはないですが)

 

ABOUT ME
里紗
メキシコ在住20年の里紗です。カンクンでのんびり暮らしながら、書くのが好きでここでの暮らしを紹介させてもらっています。メキシコに興味を持ってもらえたり、カンクン旅行にお役に立てれば嬉しいです/
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