前回書いたアメリカ渡航に必要な「ESTA(エスタ)」について、もうひとつ。
今回はESTA申請で入力ミスして大変な目にあった、私の悲劇を。
大変な目に遭いましたが、アメリカの渡航ビザで管理がしっかりしてると思いきや意外とずさんだなと思いました。笑
先日カンクンからダラスへ行った時のこと。
数か月前に家が燃えて、パスポート焼失したのでパスポートを再発行しました。(次回パスポート焼失した際の申請方法を書こうと思います)
ESTAはパスポート番号で登録してあるので、有効期限が残っていてもパスポートの再取得や更新された場合、ESTAも再申請する必要があります。(また支払う必要があります)
私なんて、ESTA申請して約1か月後にパスポート焼失しましたからね。。(帰国2日後に火事!)
まだたっぷり有効期限残ってたのに・・。
渡航がぎりぎりまで未定だったので、前日に航空券を購入(前日にチケット代が倍以上に値上がりしてて痛かった)、そして同じく前日にESTA申請とぎりぎりでしたが、申請入力後数時間で「認証が承認されました」「支払が領収されました」と無事に表示され一安心。
下の写真がそうです。ね?申請できたと疑わないですよね?
私のフライトは午後3時くらいの便でしたが、別件の仕事で早朝便でダラス経由でカンクンから日本に帰るお客さんを空港へお送りに行ったので、お客さんを見送ってから、まだ自分のフライトまでまだまだ時間があるけど、どうせ今空港にいるし前倒しでチェックインをしておこうとセルフチェックイン機でパスポートスキャンなどしてチェックインしていました。
セルフチェックイン機も怖くない!カンクン空港・国際線ターミナル3、出発搭乗手続きの仕方
すると、いつもお客さんがチェックインする画面を見ているので見慣れているのですが、なんか自分のは見たことない画面が出てくる。
「アメリカビザの所持」の項目で、アメリカビザの類は持ってないので、ESTAしか選択肢がないのですが、画面に選択できる項目がない。(永住ビザとか出るので明らかに違うし、ESTAも選択肢に出ない)
試しによく分からないやつをタッチしてみたけど反応なし。
で、ESTAはビザには入らないという感じ?
ともう選択肢がなかったので「所持しない」みたいなのを押したら、
「あなたの渡航は拒否されました」
と、表示され、
通常ボーイングパスが出てくるところから、ピラっと1枚の「渡航拒否」と書かれた、まるで赤紙に思えるような紙きれが出てきました。
アメリカン航空のカウンターへ行き伝えると、「おかしいわね?フライトの予約はちゃんと入ってるわよ。ESTAの申請がまだ反映されてないのかしら?」
と、カンクン空港ターミナル3の中央にアメリカのESTAやカナダのビザが確認したりできる自由に使えるパソコンがあるのでそこへアメリカン航空の人が一緒に来てくれて確認。
ESTAの申請番号を入力すると確かにちゃんとあるんです。
渡航は今日だしかなり焦ってきました。
アメリカンのカウンターに戻って、さっき担当してくれた女性とまた話していると、
「あーーー!!わかった!!パスポート番号間違えてるわよ!!」
そんなこと!!??
と思って確認すると、確かに1字抜けていました。
私のパスポート番号が「Z2」と、Zの次に2がくる箇所があるんですが、2が抜けていたんです。
私が入力を間違えたのが悪いのですが、ちょっと言わせて!!
クレジットカードでさえ、間違えてカード番号入力したら買い物できないのに、大事なパスポート番号間違えてもESTA申請できて、承認されて、お金引き落とされるってどういうこと?!
しかもあのアメリカなのに?!
って思っちゃいました。
要は、1字足りなかったとしてもそれは「存在しないパスポート番号」ですよ。
存在しないパスポート番号なのにESTA申請できて、認められるってどういうこと?笑
私は運が良いことに当日でしたが、早朝の4時に空港でそれに気づいて5時過ぎに申請しなおして、数時間後にESTA取得できたので、安心して空港に行けましたが(それでも心配で空港にかなり時間の余裕をもって行きました)、
もし何も知らずにフライトに合わせて空港に向かっていたらもう飛行機に乗れなかったかもしれません。(航空券前日に買ったら、見てた料金が2倍以上に跳ね上がってて、仕方なく購入しただけに、乗れないとかになったらもう立ち直れなかったかもしれない。7000ペソだったのが16,000ペソになってた。ざっと7万円が16万円になった感覚。たった3時間のフライトなのに!涙)
結果、無事にチェックインもでき、搭乗までこぎつけたので安心していましたが、
一度「渡航拒否」のイエローカード(いやレッドカード?)が付いたので、明らかに目を付けられてたようで、この後が本当に大変でした。
またの機会に書こうと思いますが、飛行機に乗るときに呼び出されひとりだけ身体検査され、手荷物の確認、アメリカついたら入国管理官にパスポートを透明のケースに入れられ誰もいない他のゲートへまわされ・・。
のちに人にこの事を話したらみんな口を揃えて、「コロナと疑われたんじゃない?」と言いますが、
はっきり言いますが、麻薬所持者、麻薬の密輸人と疑われてましたね明らかに。もう、なんか「ブツ」を探してたり、私が麻薬組織とコンタクトがあるかみたいなのを探してましたね。言わないけど分かりますよ。
私に色々怪しい点があったのは正直わかります。
- 午後3時のフライトなのに朝の4時にチェックインを試みてる
- ESTA無しでアメリカ入国しようとしてる(ESTA申請パスポート番号間違えのせい)→渡航拒否
- ダラスに2泊だけのとんぼ返り
- 2泊なのにデカいスーツケース(アメリカで買い物するため)
- 子供がいるのにひとりで渡航
- メキシコ人旦那がアメリカにいる
- パスポートが新しい(?)
- 更新理由が焼失
- スーツケースに怪しい成分が付着している(下参考)
預けたスーツケースは火事の臭いが残って麻薬探知犬が反応した可能性も大いにあるなと思います。(20代のころ台湾から福岡帰ったとき麻薬探知犬に反応されて取り調べを受けたことがあります。人生でタバコさえ1度も吸ったことないのに!※ちなみに私の子供の頃の夢は麻薬探知犬の訓練士)
スーツケースは黒だったので火事のススの汚れなど分からなかったので普通に持っていきましたが、怪しい成分が付着もしてたと思います。
過去にアメリカのオーランドの空港で指に付着してた粉で止められて成分検査されました。
それね、「ハッピーターンの粉」ですよ!!!!
話をまとめると、ESTA申請はパスポート番号を間違えても申請が通ってしまう場合があること。
申請しなおせばいいけど、再度支払いが必要な上に、渡航時のトラブルの元になる可能性もあります。
みなさんくれぐれもご注意を!!