メキシコが好きすぎて、リメンバー・ミーを観る人にもっとメキシコを知ってほしいと密かに願いながら、あれもこれも書きたくて逆になかなか進んでません。
2018年3月15日に日本公開になった「リメンバー・ミー」。
映画の中には、メキシコの食べ物が出てきますが、「メキシコと言えばタコス」だけど、リメンバー・ミーの中にはタコスは出てきませんね。
そのかわり、印象的な食べ物はこれだったと思います。
ミゲルが「もういらない」と言っても、おばあちゃんにてんこ盛りにされるこの食べ物!
ホカホカしてるっぽいけど、なに??
包んであるよ?
ちまき?
いえいえ、これは「Tamal(タマル)」というメキシコ料理のひとつで食べ物で、複数だと「Tamales(タマレス又はタマーレス)」。
私は息子を妊娠中、やたらとこのタマーレスが食べたくなり、夜の屋台でしょっちゅう食べていました。笑
簡単に「メキシコのちまき」と説明することもありますが、日本やアジアで食べられるもち米の粽とは全く異なり、タマーレスはとうもろこしの生地で包まれた具材が詰まった、蒸した料理です。
メキシコ人の主食であるトウモロコシ。これは日本人の「お米」と同じように、色々変化して様々な「食」となります。
メキシコの一般的なとうもろこしは白っぽく甘くない種類で、日本でよく食べられる黄色のスイートコーンではありません。でも独特の風味があって慣れるととっても美味しいんです。
タマーレスに入れる具材はいろいろな種類がありますが、代表的なものとしては、チキンや豚肉、牛肉、野菜などが使われます。それに、ソースやスパイスが加えられて、味がぐんと引き立ちます。
タマーレスを作るときは、まずとうもろこしの粉を混ぜて生地を作ります。そして、その生地に具材とソースをのせて包んで、蒸し器でじっくり蒸します。すると、とうもろこしの生地がもちもちになり、具材の味が染み込んで、おいしいタマーレスの完成です!
メキシコでは、日常的、さらには特別なイベントやお祭り、家族の集まりなどでよく食べられるんですよ。
地域によってもちょっとずつ違ったりするんだよ。だから、メキシコを訪れたら、いろんな味を試してみるのも楽しいかもしれないね。
タマーレスの中身はこんな感じ!↓(あまり写真映えはしない感じ)
包みは、これまたトウモロコシの葉っぱ。
トウモロコシの葉っぱ以外には、下のようにバナナの皮に包んで蒸したタマーレス。独特の香りがして大好きです。
食事系だけじゃありませんよ!こんな風にピンクなんかにした甘いデザートのタマーレスもあります。(私はちょっと苦手。笑)
タマーレスは朝や夜に食べることが多く、私がメキシコシティに住んでた頃は、標高が高くよく朝晩冷えるので朝から道端で熱々のタマーレスを売っていて、それと一緒にこれまたとうもろこしの「Atole(アトレ)」という、熱々トロトロの甘いドリンクと一緒に朝ごはんにいただきます。心も体もほっこり。(注:つぶつぶコーンスープとは全く別物。)
現在私が住むメキシコの中でもカリブ海に面したカンクンは常夏。朝から暑いからか、朝にタマーレスを食べる習慣はほとんどありませんが、夕方になるとコンビニの脇や、スーパーマーケットの付近にタマーレス売りが現れます。でも、とうもろこしドリンクのAtole(アトレ)と見かけることはほとんどありません。
我が家もときどき晩ご飯代わりに道端でタマーレスを買います。子供たちも大好き。
タマーレス自体は辛い物はあまりなく(ときどきありますが)、その上からお好みでかけるサルサソース(トマトソース 又は グリーントマトソース)に唐辛子が入っていることが多く、一緒にミキサーにかけて作るので、必ず少し味見をしてからかけましょう!
今回はリメンバーリーで見たなんだこりゃ?!的メキシコ料理を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?
メキシコのこんなミニ知識を持って映画を見ると、より面白く見れると思います!
メキシコに来られる方も是非本場のタマーレス試してみてくださいね!
余談【母乳がよく出る飲み物?!】
メキシコの病院(IMSS←日本人はほとんど利用しないであろうメキシコの国の無料の病院w)で3人目を出産したとき、『妊婦さんの回復ドリンク』『母乳の出がよくなるドリンク』としてAtole(アトレ)を飲ませられました。(出産トラブルで輸血が必要になり入院になったの病院食を食べました。普通なら出産後、数時間後にシャワーも浴びず速攻赤子を連れて病院を出るという、産み落とすだけの病院)
真相はわかりませんが、もしメキシコで出産される方は、メキシコ流の出産回復ドリンク『Atole(アトレ)』試してくださいね!
すごい!楽天にそのコーンハスク (トウモロコシの葉っぱ)が売ってたの発見!!!
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