9月19日に起きたメキシコ中部地震から3日経ちました。
カンクンはいつもの毎日を過ごせていますが、被災地では今なお懸命な救助活動が日夜続いています。
メキシコ時間の9月21日に日本からの72名の救助隊と4匹の救助犬が日本から遠い遠いメキシコ入りをしました。
メキシコまでは成田から約13~16時間のフライトです。
人間でも大変疲れるフライトなのに、救助犬たちはもっともっと疲れたことでしょう・・・。
すぐに救助にあたったようで、みなさん、そして救助犬たちが安全な救助活動にあたり、誰も怪我もなく無事に日本へ帰国できますように・・。
(ブロックと鉄筋の建物ばかりで錆びた鉄筋がたくさんあるので、どうか犬たちの足、気を付けてあげてください!! メキシコの救助犬が足を怪我してました・・。涙)
世界からは今のところ9か国から救援がきているようです。
(人数は救助隊員、スペシャリスト、医者などを含む)
- アメリカ 60名
- ホンジュラス 36名
- チリ 18名
- コロンビア 30名
- イスラエル 70名
- エクアドル 30名
- パナマ 35名/4匹
- スイス (記述時はまだ未到着)
- 日本 72名/4匹
隣国からの派遣が多い中、今のところアジアから唯一の救援隊です。
そして派遣される隊員の数に優劣は関係ないとはいえ、それでもこの上の数字から見ても、日本の迅速な対応と、遠い遠い日本から72名の隊員と救助犬4匹の対応は本当に素晴らしいと思います!!やっぱりすごいよ日本!!
メキシコ地震の捜索活動 国際緊急援助隊が現地へ(17/09/21)
日本の救援隊がメキシコシティ空港に到着したときの実際の映像がありました
https://www.youtube.com/watch?v=9Dmsg0qG5mY
日系経済新聞より抜粋
【メキシコシティ=共同】メキシコ中部で起きたマグニチュード(M)7.1の地震発生から3日目を迎えた21日午後、メキシコ政府の要請に基づいて派遣された日本の国際緊急援助隊の救助チームがメキシコ入りし、首都メキシコシティのマンション崩壊現場で捜索活動を始めた。ロイター通信などによると、地震の死者は282人に達した。
被災者の生存率が急速に低下するとされる「発生後72時間」が22日午後(日本時間23日未明)に迫り、一刻を争う中で救助活動が進められた。
「建物の構造はどうなっているの」「そこの機材を持って来て」。市内の住宅地にある崩落現場では21日深夜まで、日本語が響き渡った。日本の救助チームは総勢約70人。この日の現場では約20人が活動に当たった。メキシコ側の関係者によると、現場では女性1人が行方不明で、近所の男性は「地震の多い日本から来た専門家の技術力に期待している」と話した。
日本の救援隊が到着 出迎えの拍手に込められた期待(17/09/22)
メキシコのニュースでも日本の救助隊の到着をたくさん取り上げて、各サイトでもたくさんの感謝の言葉が並んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=l4eeUEqsdR4
日系経済新聞より抜粋
【メキシコシティ=共同】メキシコ中部で起きたマグニチュード(M)7.1の地震発生から3日目を迎えた21日午後、メキシコ政府の要請に基づいて派遣された日本の国際緊急援助隊の救助チームがメキシコ入りし、首都メキシコシティのマンション崩壊現場で捜索活動を始めた。ロイター通信などによると、地震の死者は282人に達した。
被災者の生存率が急速に低下するとされる「発生後72時間」が22日午後(日本時間23日未明)に迫り、一刻を争う中で救助活動が進められた。
「建物の構造はどうなっているの」「そこの機材を持って来て」。市内の住宅地にある崩落現場では21日深夜まで、日本語が響き渡った。日本の救助チームは総勢約70人。この日の現場では約20人が活動に当たった。メキシコ側の関係者によると、現場では女性1人が行方不明で、近所の男性は「地震の多い日本から来た専門家の技術力に期待している」と話した。
日本の救助隊はメキシコ政府の要請で、メキシコシティ南部のベニトフアレス区のアパート倒壊現場へ派遣されようです。アパートは増改築のため住民がいなかったそうですが、清掃などで訪れていた3名が地震当時いたそうです、そのうち2人は脱出をし命は助かったが、女性1人が生き埋めになっていると言われていました。
日本人の救助隊たちがこの生き埋めになっていた女性を発見したようですが、すでに亡くなられていました。19歳の女性でした。
「日本の隊員たちはこの亡くなった19歳の女性に敬意を払い、ヘルメットを脱ぎ黙想した。」というニュースがとても取り上げられました。
https://www.youtube.com/watch?v=NmHux40ZB9Q
メキシコまでの長時間のフライト、メキシコとの時差、標高、過酷な作業・・私はメキシコ人ではないけど、日本からの救援隊、そしてその裏で色々動いてくださってる方々に本当に感謝です。
先の見えない作業、危険な作業ですが、どうぞご安全に、そして誰も怪我もなく日本に帰国できますように。
日本帰国前には、制服と安全靴を脱いでカンクンのホテルとビーチで疲れを取って帰ってもらいたいですね。いや、ほんとに!