メキシコのカラス
いきなりカラスの話?と思われていると思います。
そう、今回はカラスの話を。笑
意外とね、カンクンに来られるお客様に、「メキシコにもカラスがいるんですね!」って言われるんです。
その鳥がこれ。
色も黒くて、街中だろうが、ビーチだろうが、どこにもいるので、カラス的存在。
でも実は、意外とメキシコ人もメキシコに住んでる日本人でもこの鳥の名前を知ってる人は少ないんですよね。
このメキシコに生息するカラスに似た鳥は「Zanate」または「Chanate」という鳥で、個人的にはチャナテと呼んでいます。
私はどこにでもいるこの鳥が結構好きで、ひょこひょこ歩く姿が可愛くて、ついつい見入っちゃいます。
正式な名前は 「ケルシカケス」(Quiscalus mexicanus) 。
メキシコや中央アメリカ、アメリカ南部などに広く分布しているそうで、カラスに似た外見をしているため、「カラス」と混同されることもありますが、厳密には異なる種です。
オスとメスの外見の違い
大きさは日本のカラスより小柄でおよそ半分くらい。
オスの外見は全身が光沢のある黒色で、紫や青に光る羽を持っています。
メスは茶色で、オスに比べて少し小型です。尾が長く、飛んでいるときにはこの尾が扇形に広がります。
なぜメスの方が地味かというと、卵を育てたりするのにカモフラージュできる色の方が身の安全なんですよね。
なぜ女だけが隠れて子育てしないといけないのよ!とフェミニストの声が飛んできそうですが、、。
生息地や生活は日本のカラスによく似てます。雑食でなんでも食べますし。
でも日本のカラスってほんと日本の情緒によく結びついていて、日本のアニメやドラマによくカラスの鳴き声が入っているし、
うちの子供たちがNetflixとかでよくアニメを見てて、日本のアニメでもスペイン語の吹き替えで見てて(本当は日本語で聞いてほしいんですけどね、、涙)、
私が日本のアニメなのか、何を見てるのか目が届かなくても、カラスの声が入ってると、あぁ、日本の見てるな。って分かるぐらい、日本とカラスの結びつきって、気付かないけどとても親密です。
日本に帰ると、カラスの声を聞いて、あぁ日本にいるなーと感じますしね。
でもしばらく日本を離れて暮らしてると、カラスの大きさに驚かされます。あんな大きな鳥、まるで飛ぶニワトリみたいじゃないですか!?笑
それに比べると、チャナテたちの鳴き声は特に印象的じゃないし、静かだと思います。
チャナテの画像見てたらこんな可愛いイラストを見つけました。
害鳥集団。笑
悪そうでみんな可愛すぎる!
https://www.reddit.com/r/mexico/comments/11grjy2/sabias_esto/?rdt=36961
上のイラストの緑のオオムは、野生でうちの近くでも夕方飛んでいるのをよく見かけます。さすがオオム、めっちゃでかい声で鳴きながら飛んでます。
そうそう、カンクンではスズメは見かけません。メキシコシティではスズメは見かけたなぁ。
なのでカンクン生まれ、カンクン育ちの子は、鬼滅の刃で善逸のススズのチュンタロウを見ても、何の鳥か分からないんですよね。
うちの子供たちもカンクンでスズメを見たこと無かったのですが、「日本であの鳥見たことあるー!」って思い出してました。
意外に見てるもんですね。
ということで、今日はメキシコのカラスの話でした。
意外と、たくさんの日本人のお客さんに聞かれることが多いので、これからメキシコ旅行に行かれる方は、試しに地元のメキシコ人に「あの鳥の名前は何?」って聞いてみてください。(きっと答えれる人は少ないはず。あとはカラス(Cuervoクエルボ)と答えるはず。Cuervoじゃありませんw)
すでに、これを読んだあなたの方が「メキシコのカラス」に詳しくなってますよ!