今回はカンクンの水道水の話。
海外の水道水はほとんど飲めないことが多いのですが、カンクンの水道水も飲めません。
レストランなどやショッピングモールのフードコートでお水が無料で飲める国って日本ぐらいなんですよね!
ちなみに同じ大陸ですが中米のコスタリカに行ったときは水道水が飲めて感動しました。ハタチの頃、コスタリカで、電気も無い、人も住んでいないジャングルになんとなく住んでたことがあるんですが、水道水が飲めたので助かった思い出があります。(ときどき土が混じった赤い泥水が出てたけど)
さて「カンクンの水道水は飲めません」だけで終わるとちょっと面白くないので、もう少しカンクンの話を。
私はカンクンに移住したとき、カンクンの水道水が飲めないのは知っていましたが、
水道水が飲める日本から来た私は、スープなんかもミネラルウォーター(というより蒸留水)を使うのってもったいないなーと、水道水を使ってたことがあります。
カンクンの水道水が飲めない理由は水道が飲料になるほど浄水されていない、とか水道管がどうとか、色々あるかと思いますが、
実はカンクンがあるユカタン半島は石灰質の土地。
この石灰が水に多く含まれているんですね。
水道水を沸騰させた写真がこちら。(私なんで沸騰させたんだろう?)
白いのが出てるのが分かりますか?
なので、沸騰しなくてもこの石灰がシャワーヘッドの穴を詰まらせることが多く、お風呂場に「針」(普通の縫い針とか)を置いてる家庭が多いです。針でツンツンとして詰まりを取ります。(結局詰まりは中に残るのでまた詰まるんだろうけど 笑)
私は特に気にしないので、シャワーやシャンプーも水道水を普通に使ってますが、人によっては合わない人もいるのかな?
でもこの石灰の量をみてから、火を通しても(殺菌?)料理に使うのは躊躇しますね。
「水は買うもの」として、20リットル容器で水を買うのが通常です。
でも、古代マヤ人はずっとこのセノーテなんかの石灰水を飲んでたのだから、まぁ順応するのかな(体に溜まるの?)とも思いますが、どうなんだろ。
カンクンには海に面していても川が存在しないので、地下水(セノーテ)が水脈です。不思議な土地でしょ?
現代はペットにあげる水なんかも「水道水はあげちゃダメ」と言われます。
我が家には猫と犬がいますが、猫は水道水のほうが好きですね。。
普通に生活用水として使う分には何も問題もありません。
人によっては肌がつっぱったり、そういうすることはあるかも?
カンクンのホテルに泊まる方はシャワー以外で水道水を使う機会はあまりないかと思いますが、バックパッカーのように自炊派の旅行者は気を付けられるといいかと思います。
私みたいに、水道水でスープを作らないように!笑
(お腹は平気でしたけど)
カンクンからチチェンイツァ遺跡への道のりはジャングルの道をひたすら2〜3時間!お腹の心配な方は、簡単に飲める日本の薬が圧倒的に便利!
|