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クリスマスシンボル「ポインセチア」は、クリスマスが似合わないメキシコが原産って知ってた?

ふと新聞(メキシコの新聞)に目をやると、「ポインセチア」の記事が。

今回は、毎年毎年「あの赤と緑のクリスマスの花は日本語でなんだっけ?!」「ポ、ポ、ポ、ポなんとかって花・・ポセンイチア!(←いつもこう間違う)」

と、絶対花の名前を思い出せないか、間違う、「ポインセチア」について書こうと思います。

ちなみにこの記事を書くにあたって、やっぱり名前が思い出せなくて調べました。笑

 

クリスマスシンボルの花「ポインセチア」はメキシコが原産

クリスマスのシンボル的「ポインセチア」は、鮮やかな赤の葉っぱと緑で、「クリスマス・フラワー」と呼ばれるくらい、まさしくクリスマスカラー。

そんなポインセチアは、「もちろんクリスマスの似合う寒い国の花」だと思っていたのですが、

昔、メキシコ人の夫に「ポインセチアはメキシコ原産だよ」

と言われたときは、「は?何言ってるの?」「有名なクリスマスグッズがメキシコ産なんて考えられない!」と全力で疑っていましたが、調べてみると

なんとメキシコ原産の花でした。笑

 

それからというもの、毎年クリスマスシーズンにポインセチアを見るたび、メキシコが誇らしくなります。(←私はメキシコ大好きなのですっかりメキシコびいきw)

 

が、しかし、ポインセチアの歴史を調べてみると、驚きの事実が隠されていました!

 

メキシコ原産なのに世界にポインセチアを広めたのはメキシコ人じゃなかった!しかもメキシコを乗っ取ろうとした陰謀者!

クリスマスのイメージとして定番になったポインセチア。

実はこの花を世界中に広めたのは残念ながらメキシコ人ではありません。

19世紀にメキシコに来ていたアメリカ人初代メキシコ公司「ポインセット」氏。

彼は医師でもあり政治家でもあり、植物学者でもありました。

元々メキシコに駐在していたポインセット氏。

数年後の1825年にメキシコ公司の任命を受けたのですが、

実は、なんと大統領からメキシコで混乱を起こし、その混乱に便乗してアメリカがメキシコを乗っ取る計画がされていました。

ポインセットは政治的混乱を火付け役になったのですが、結局バレてメキシコ国外追放となりました。

で、自国アメリカに帰るときにタスコ(メキシコシティから約3時間くらいにある銀で有名な町←坂が多いけど可愛い街でおすすめ!)を訪れ、

その時に鮮やかな赤い葉の花を見つけ、アメリカに持ち帰ったそうです。

そこから広がり、「ポインセット」氏の名前にちなんで「ポインセチア」となり、クリスマスシンボルの花として世界に知れ渡ったんですね。

 

ほんと人生って何が起きるか分かりませんねー。

本人の意思ではなかったかもしれませんが、メキシコ乗っ取りをやっていたのに、今や彼のおかげでポインセチアが世界に知れ渡り(メキシコ原産とはほとんど知られていないとはいえ)、クリスマスシーズンのメキシコ経済に一躍買ってるんですものね!(ま、彼もこの輸入で一儲けしたんでしょうけど笑)

 

 

ポインセチアのスペイン語名

ポインセチアのスペイン語名(メキシコはスペイン語の国)は、「Nochebuena」(ノチェ ブエナ)です。

スペイン語をかじったことがある人なら聞いたことはある、日常のあいさつ「こんばんは」は「Buenas noches(ブエナス・ノチェス)」これをひっくり返した感じになりますが、Nochebuenaのほうは2語を分けずに1語で「ノチェブエナ」になるよう。

ちなみに分けて訳すと

Noche・・・夜
Buena・・・良い

直訳すると「良い夜」ですが、Nochebuenaは「聖なる夜」という意味になります。

ちなみに12月24日クリスマスイブも、スペイン語で「Noche Buena」と呼びます。

 

メキシコ原産ポインセチアの輸出量と主な輸出国

新聞によると、メキシコのポインセチアの輸出量は、なんと、

40.000.000 !!!

4千万株 ‼

主な輸出国は、アメリカ、ドイツ、オランダ、そして日本も主な輸出国に入っていますね。

ポインセチアを栽培するために248ヘクタールが使われているそうです。

 

ポインセチアのまっ赤な絨毯で圧巻だろうな~!見てみたい!!

もっとアピールして、多くの人に知ってもらったらいいのになー。

 

Photo by https://www.taringa.net/+imagenes/el-pais-con-mas-turistas-en-latinoamerica-mexico_130lla

メキシコ、素晴らしい場所がたっくさんあるのに、まだまだ眠ってる宝の場所が多くあります。

例えば、カンクンから行ける大人気スポット「ピンクレイク」(ラス・コロラダス)も、人に知られるようになってツアーが出始めたのも、ごく最近のことだし。

 

 

ポインセチアの種類の数。実は凄い

ポインセチアといえば、真っ赤な葉が有名ですが、

実は約100種類もの数があるそうです!!(新聞より)

主に、「赤」「ピンク」「黄色」「白」「ストライプ」「斑点」などがあるよう。

 

Photo by http://pravia.com.mx/mayores/morbo/la-verdadera-historia-de-la-nochebuena/

 

日本ではどんなポインセチアが販売されてるのかなと見てみたら、なんとも可愛いのがたくさんあった!

ペルフィマース・レッド ツリー仕立て だって!縦長のポインセチア、ほんとツリーみたいで可愛い!縦に育てただけでこんなに可愛さアップするなんて、これ考えた人すごい!

フラワー大賞受賞プリンセチアローザ 2015年に出た新しい品種のポインセチア、いや、プリンセチアだって!

ポインセチア・ウィンターローズ すごい!本来赤い部分は葉であるはずのポインセチアをバラの花のように見立ててる!!

プリンセチア ピュアホワイト 白のポインセチアも可愛い!!

ポインセチア “プリメーロジングル”

ポインセチア アイスパンチ

ポインセチア・ゴールド これシャービックピンクで可愛い!と思ったら、すごいポインセチアだった!苞色がピーチイエローからゴールド(オレンジイエロー)へ時間をかけて変化する特徴的な品種だって!!

見てたら、すごく種類が豊富で同じ赤でも、イタリアンレッドとかチェリーレッド、ルビーアイなどあって面白かったです。

 

でも、一番私が食いついたのはこれ!

Christmas in Mexico 【洋書】 すっごく気になる!こういう洋書、大好物です♡

 

 

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当『Cancun Days(カンクンデイズ)』は元カンクンツアーガイドの里紗(りさ)が独自の視点で、カンクン情報、海外旅行や海外暮らしに役立つ情報を楽しくお届けするサイトです。 カンクン在住18年目の私の国際結婚や海外子育てについても書いていこうと思います。 元ガイドなのに「ガイド無しプライベートツアー」をコーディネートしてます!元ガイドだからこそお客様の気持ちを考えて、安心して遺跡やセノーテに行けるよう配慮しているのでお客様の満足度も高し!カンクン空港ホテル送迎も手配できますよ!