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ビバ・メキシコ!!!の始まりと、「メキシコ独立革命記念日」に観光客がメキシコ人に混じってVIVA!!MEXICO!!できる場所

さて、メキシコはもうすぐ独立革命記念日(9月16日)です。

9月に入るころからメキシコのあちらこちらで、メキシコカラーの「緑白赤」と国旗中央にある蛇を加えた鷲(わし)のエンブレムを見かけるようになります。←私はいっつもこの鳥がスペイン語でAguilaなのは分かるんだけど、それが鷲(ワシ)か鷹(タカ)どっちだったか分からなくなる。ワシです、ワシ!(確認した 笑)

メキシコ国旗

メキシコ独立革命(メキシコ独立戦争)とは

メキシコ独立革命(メキシコ独立戦争)は、スペインの植民地であったメキシコの独立に向けた戦争です(詳しいことはWiki先生に託します)Wikipediaメキシコ独立革命

 

VIVA! MEXICO!!!のはじまり

このメキシコ独立革命に大きく関わった人物にミゲル・イダルゴ・イ・コスティージャMiguel Hidalgo y Costillaという人物がいます。

こっちの絵の方が有名かも。(ムンクの絵にありそう・・)

彼は神父でもありました(←でも色々やらかしてたっぽい。のちに処刑)

メキシコ独立革命の最初の独立指導者で「メキシコ独立の父」と呼ばれています。

1810年9月16日の朝に教会の鐘を鳴らして民衆を集め熱狂的な演説しました、これをきっかけに一気にメキシコ独立革命が始ます。

 

そのときの演説の最後に、

「我らがグアダルペの聖母万歳!悪辣な政府と植民者たちに死を!」

そしてこの言葉、

「Mexicanos, ¡viva México! (メキシコ人よ、メキシコ万歳!)」

と締めくくりました。

そう、ここから「ビバ・メキシコ!!」が始まったんですね。

 

この民衆を奮い立たせたミゲル・イダルゴの演説を「ドロレスの叫び」(スペイン語: Grito de Dolores)と呼んでいます。

その歴史から、現在では9月16日独立記念日の前夜、9月15日の夜11時に、イダルゴの鳴らした鐘のように各地方の市庁舎で鳴らされ、一番有名なのがメキシコ大統領がメキシコシティのソカロにある市庁舎でドロレスの叫びを読み上げるものです。

2017年メキシコ独立革命記念日メキシコシティの様子 Via televisa.news

 

「ドロレスの叫び」はスペイン語で「Grito de Dolores グリト・デ・ドロレス」

ちなみに、そこから取って、通称「Grito(グリト)叫び」と呼びます。

「今年Grito行く?」みたいな。笑

 

メキシコ人に囲まれて、思いっきり「VIVA MEXICO!!!!!!!!!!!」(ビバ・メヒコ ※MEXICOのスペイン語の発音はメキシコではなく「メヒコ」)と叫ぶのは、メキシコ人じゃなくても気持ちのいいものですよ!!

観光客がメキシコ独立革命記念日を楽しむ方法と注意点

ちょうど9月15日16日にメキシコに居合わせた人は、この生のメキシコ独立革命記念日を楽しみたい人もいるはず。

でも、これだけ人が多いところに行くとなると、メキシコシティほどの都会ではなくても飲酒やスリや宿まで帰り方など注意しなければいけないことを十分に踏まえてください。

盛り上がる「ビバ・メキシコ」をやるのは9月15日の夜!16日は街は静まり返ってるので注意!

まず注意したいのが、日付。

メキシコ革命記念日は9月16日とあるので、ついつい16日が盛り上がるのかと思いきや、前夜の15日の夜が最高潮で、夜の11時から大統領や市長が各地方で演説、そして「ビバ・メキシコ」をやって花火が上がり、日付が変わっていきます。

間違えて16日に行っても前日の残骸が残ってるだけなので注意してください。(厳密には16日の早朝に何かやってるけど、メキシコ15年住んでても前日のビバ・メキシコのイベントで疲れきって16日のイベント一度も見たことがない 笑)

 

ビバ・メキシコの流れはこんな感じです。(2017年エンリケ・ペニャニエト大統領Grito de independencia)

動画では1分30秒辺りから鐘がなります。そして大統領のViva mexico!!と続き、メキシコ国歌斉唱となります。(大統領の声を中心に音を拾ってるので民衆の「ビバ!」があまり響いてませんが・・。)5分から大統領が国旗を軍人さんに返すとき(何て言えばいい?)全て女性の軍人さんですごいかっこいい!

 

メキシコシティ・ソカロの花火はこんな感じでした(2016年)

ソカロ・市庁舎に行かなくても「ビバ・メキシコ」を楽しむ方法

この日はメキシコシティではなくても各地方の市庁舎の周りに出店などがたくさん出ることが多いので、お祭り気分を味わえます。

当然、街が大きいほど人でごった返すので興奮度は増しますが、危険度も増すことをお忘れなく。

危険度というのは、スリや帰りの交通手段ということです。

あ、あと花火が近いので火の粉がめちゃめちゃ落ちてくることが多い(カンクン談)

 

市庁舎へ行かなくても楽しむ方法はあります。

それはバー。

大統領の演説やメキシコシティの様子は毎年生放送されるので、バーなどでもテレビで生中継を見ることができます。

バーなどでも、メキシカンハットなんかが準備してあったりして、みんな「ビバ・メヒコーーーーー!!!!!」と叫ぶので楽しめます。

写真は2008年に私が撮ったボケボケの写真です。(まだ子供がいなかった時代 笑)

ビバ・メキシコにはMEXICOのロゴ入りTシャツで行こう!

メキシコ人は愛国心が強いので、普段から「MEXICO」の文字が入った服(特にサッカーのユニフォーム風)を着ているひとをよく見かけますが、

この時期にはさらにスーパーなどでも「MEXICO」の文字やメキシコデザインが入ったTシャツがたくさん売られています。

女性はメキシコ民族衣装のブラウスやワンピースなどもたくさん出回るのでおすすめ!

メキシコカラーのピアスやアクセサリーもあちこちでたくさん売られるので、そういった物を身に着けるのもおすすめです!

 

カンクンでビバ・メキシコを楽しむ方法

カンクンで9月15日の夜を楽しむのに1番いいのはダウンタウン(市街地)まで出て、Parque las palapas(パラパス公園)が出店が一番多く出るのでまずそこ周辺を楽しんで、夜の11時が近づいてきたら市庁舎へ行って市長のGrito(ビバメキシコ)と花火を楽しむ方法です。

このパラパス公園から市庁舎まではすぐ近くです。

パラパス公園から大通りAv.Tulum(トゥルム通り)を横断すればすぐに着きます。この日は車の通行止めが入り、ここ一帯は全て歩行者天国となります。

ホテルゾーンに泊まっている方はバスでホテルゾーンからダウンタウンまで行けますが、遅くなると帰りのバスを確保できるか少し心配なので、あまりおすすめしません。

タクシーで帰る手もありますが、タクシーは地元民の足としても使われるので、タクシーも掴まるかどうか・・・。

一番いいのは、ホテルでもメキシコ独立革命記念日を祝うと思いますのでホテルで楽しむのが一番安心だと思います。

ちなみにカンクンの日本人宿のカサ吉田さんから市庁舎は目と鼻の先なので、泊まってる方は是非外を覗いていただきたいです!

 

今年の独立記念日はどんな感じになるんでしょうか。楽しみです!

 

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Cancun Days
当『Cancun Days(カンクンデイズ)』は元カンクンツアーガイドの里紗(りさ)が独自の視点で、カンクン情報、海外旅行や海外暮らしに役立つ情報を楽しくお届けするサイトです。 カンクン在住18年目の私の国際結婚や海外子育てについても書いていこうと思います。 元ガイドなのに「ガイド無しプライベートツアー」をコーディネートしてます!元ガイドだからこそお客様の気持ちを考えて、安心して遺跡やセノーテに行けるよう配慮しているのでお客様の満足度も高し!カンクン空港ホテル送迎も手配できますよ!